■テクニクス SL-Q3 レコードプレーヤー～オート機構がNGだった。

1979年発売　当時価格 ￥49,800－
アームが自動で動かないというジャンク品を購入しました。
購入価格は4,500円でした。

幸い致命的な不具合もなく簡単に復活しました。
経年でグリスが固まって動きを妨げていただけでした。

メカ部分の洗浄とグリスアップで事なきを得ました。


●解説　
クォーツフェイズロックドコントロールを採用したダイレクトドライブフルオートプレイヤー。
オートスタート、オートリターン、オートストップができるフルオート機構を搭載しています。
キャビネットには精密アルミダイカストを、底ベースとキャビネット上面部には防振効果の高い音響素材TNRCによる2層構造を採用しています。また、バネと粘弾性材を用いた大型インシュレーターをキャビネットに直結するなど、徹底したハウリング対策が施されています。
ダストカバーを閉じたままで全てのコントロールスイッチが操作できる前面操作方式を採用しています。
高精度な水晶振動子の発振を基準にした位相制御により、回転数偏差±0.002%を実現しています。
また、回転数検出には独自の全周検出F・Gを採用しており、より精度の高い検出信号を得ています。
初動感度が水平・垂直ともに7mgを実現したジンバルサスペンション方式採用の高感度トーンアームを搭載しています。
アーム部にはアンチスケーティングフォースコントロール機能を装備しています。
オイルダンプ式キューイング機構を搭載しています。
水晶振動子に同期したLEDストロボイルミネーターを搭載しており、高精度な回転調整が可能です。
モーターにはテクニクス独自の一体構造D.D.モーターを採用しています。

●機種の定格
型式 クォーツフェイズロックドコントロール
ダイレクトドライブフルオートマチックプレイヤーシステム
・ターンテーブル部
駆動方式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロール
ターンテーブル 31.2cmアルミダイカスト製
回転数 33 1/3、45rpm
起動トルク 1.0kg・cm
起動特性 0.9秒で定速回転(33 1/3rpm時)
負荷変動 0.7kg・cm以内、0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%W.R.M.S(JIS C5521)
0.012%W.R.M.S(回転部のみ)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
・トーンアーム部
形式 ユニバーサルS字型
スタティックバランス
ジンバルサスペンション方式
回転軸感度 7mg(水平・垂直初動感度)
針圧調整範囲 0～2.5g
シェル重量 7.5g
適用カートリッジ重量 6g～9.5g
3g～6.5g(シェルウェイト使用時)
・カートリッジ部
型式 MM型ステレオカートリッジ
自重 5.6g
交換針 EPS-207ED(楕円針、￥6,000)
・総合
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 6W
外形寸法 幅430x高さ130x奥行375mm
重量 7.2kg

・・・オーディオの足跡様より