貴重映像で振り返る マツダ創立100年 “浮沈”の歴史|HOME広島ニュース

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広島で生まれ、広島で育った自動車メーカー・マツダ。
マツダは今年、創立100年を迎えます。

1920年1月20日、マツダは「東洋コルク工業」として創立。
当時はコルク栓などを作る会社でした。
その翌年には、マツダの実質的な創業者となる松田重次郎が社長に就任。

そして、そこから現在に至るまで
マツダは“6度の経営危機”に見舞われたといいます。

最初の危機は1925年に発生した火事。
創立から、わずか5年で工場の大部分を失いました。

この2年後、松田重次郎は社名を「東洋工業」に改め
コルクから、憧れだった機械全般を扱う会社へと、
まさに“焼け跡からの再出発”をすることになります。

そして1930年に今のマツダ本社がある府中町に新工場を建設。
そこで最初に作ったのが、マツダ初の自動車となる3輪トラックでした。
見た目はトラックというよりはバイクのようでした。

また1930年代は戦時中ということもあり
国などから軍需工場としての指定を受けていた時代でもあります。

そんな中、迎えた2度目の危機。
1945年8月6日。広島に原爆が投下され
東洋工業も多くの社員が犠牲になりました。

そうした中でも東洋工業は12月には3輪トラックの生産を再開。
復興への原動力として戦後の広島を支えたといいます。

そして時は流れ、1960年代になると
マツダ初となるタイヤが4つついた乗用車、
「R360クーペ」が発売されました。

しかし1963年、3度目の経営危機が東洋工業を襲います。
政府の主導で日本の複数ある
自動車メーカーが3つに整理統合されるという話が持ち上がりました。

そんな中、他社と差別化を図り、生き残ろうと目をつけたのが
ヨーロッパで夢のエンジンと言われたロータリーエンジンです。

1961年にドイツの自動車メーカーが世界に技術を公表。
回転運動により出力を得るエンジンで
一般的なエンジンに比べ高出力なのに振動が少ないというのが特徴です。

日本の自動車メーカーでは東洋工業が唯一、技術提携を結び
ロータリーエンジンを積んだ量産車の開発に乗り出します。

そして6年にわたる開発の末、完成したのがコスモスポーツ!
スムーズな回転と高いパワーを発揮する夢のエンジンが実現しました。
このエンジンの量産化に成功したのは世界でもマツダだけです。

しかし、その快進撃も束の間、4度目の経営危機となる逆風が吹きます。
1973年の第一次オイルショックです。

しかしマツダの世界に誇る技術力は負けませんでした。

1978年「初代サバンナRX-7」に積んだロータリーエンジンは
燃費と排気ガスの大幅な改善をし、爆発的な人気となりました。


そして1984年に「マツダ株式会社」に社名を変更。

1991年になると5度目の経営危機を迎えます
バブルの崩壊とともにマツダが推し進めていた戦略
“国内5チャンネル”が破綻します。

マツダは多角経営をしようと国内に5つの販売店を作りますが
急激な販売展開にブランドイメージが追いつかず失敗に終わってしまったのです。

マツダOB 迫勝則さん
「もう1回マツダというブランドで再生しないといけないということで
考えついたのがすべての車を一つのマークでやっていくべきだということで
最終的にブランドシンボルという形で実現したのが一番大きな仕事だった」


それが今もマツダの車すべてにつけられているシンボルマークです。
マツダのすべての車に統一シンボルをつけることで
分散してしまったマツダのブランドイメージを
改めて“マツダ”として打ち出していこうというものでした。

迫さんが起案してからデザインが承認されるまで
7年の歳月がかかったといいます。

しかしその後も業績はなかなか回復せず
そして1996年にマツダは長年提携関係にあったフォードの傘下となります。

そして2008年に6度目の経営危機を迎えます。
リーマンショックの影響でフォードも経営難となりマツダ離れます。

マツダは資本提携先がなくなり、自力で立ち直るしかありませんでした。
この時から、再びマツダの生え抜き主体の新しい役員体制がスタートします。

その後は新世代技術スカイアクティブテクノロジーを開発し
2012年に発売した「CX-5」をきっかけに
マツダは再び業績を回復しはじめました。

何度もの経営危機にさらされながらも復活を遂げてきたマツダ。
創業100年を迎えても立ち止まることなく
次の100年へ向け走り出しています。



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2020年1月28日放送
※掲載された情報は、取材当時のものです。予めご了承ください。

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