【前編】なぜ、今もって初代タイガーマスクを誰も越えられないのか？格闘技の天才・佐山サトルの秘められた過去にその理由があった。

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当時の人々が体感した初代タイガーマスクのスゴさ。これはリアルタイム世代ではないと、なかなか理解しがたいのではないだろうか。

器械体操やフィギュアスケート同様、今や、プロレスのアクロバティックな技の難易度はものすごく高度化していて、いまでは初代タイガーマスクを凌ぐ「空中殺法」の使い手は山のようにいる。

しかし、40年経ったいま、改めて当時の試合映像を見返しても、今のジュニアヘビー級とは違う、初代タイガーマスクの試合には「特別な」魅力がある。

飛び技を主体とした、ジュニアヘビー級のプロレスは、どうしても約束組手、組体操のような”お約束”的な空気が漂ってしまう。そして文字通り”軽い”感じが否めず、プロレスを見慣れていない人からするとヤラセくさい、わざとらしい印象を受けてしまうものだ。

しかし、初代タイガーマスクの試合にはそれを、あまり感じることがない。

その理由は、初代タイガーマスクこと佐山サトルが元々、格闘技的思考と素養があり、見せ技ではない、格闘技として理にかなった流れの中に、空中殺法を組み込んだからである。

#プロレス　#格闘技　#RIZIN #小林邦昭

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