【声優の朗読】死罪になった男の選択~山本周五郎・作『磔又七』【時代小説】

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「おらあこの恨みを晴らさずにゃおかねえ、たとえこの体あ磔刑柱の露になっても、生替り死替り祟ってやる、辰次のやつを怨み殺しに殺してやるんだ」
青空文庫より『磔又七』(山本周五郎)を朗読しました。

チャプター
00:00 一
10:35 二
29:00 三
50:35 四

今となっては野蛮なことですが、当時は磔刑は大きな見世物だったそうですね。
大勢の目の前で刑が執行され、槍で突き殺すのですからそれはそれは凄惨な光景だったのでしょう。
見せしめによる犯罪抑制の効果も期待されていたのでしょうが、犯罪自体は決して無くならないのですから、自分自身が当事者でないという安堵を得て日々の不満をそらしていたのでしょう。

形は変わっても現代にもそのシステムはありますね。

ところで、作中に出てくる<木食但唱>上人は実在の人物です。
物語上の生涯などは創作で、実際は修業を重ねた高僧で、長野県の山中にこもって修行し仏像を彫ったりもしたそうです。
現在、一部焼失したものの再興ですが品川区西大井の『帰命山 養玉院如来寺』に<木食但唱>作の五智如来像が安置されています。

この物語を知ったあとで行ってみたらまた違った趣を感じられるかも知れませんね。

『帰命山 養玉院如来寺』HP
https://www.yougyokuin.com/

※今回、音質などが少しいつもと違うかも知れません。聞きづらかったら申し訳ないです。

#朗読 #山本周五郎 #時代小説

音楽:
https://dova-s.jp/

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