なぜ高知中央高校でクラスターが拡大したのか 部活、寮、クラス・・・33人感染の原因は【高知】 (21/01/21

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1月13日からきのう(20日)までの高知県内の1日ごとの新たな感染者の数です。合計67人の感染者のうち33人、ほぼ半数を占めるのが高知中央高校の生徒と教師です。県が感染拡大の要因と考えているのが「部活動」です。

県の会見 
「学校全体で感染が広まるというよりは、クラブ活動と関係するクラスを通じて何らかの形で感染が広がっていった。」

感染が確認されている生徒30人の内訳は、野球部17人、女子バスケットボール部8人、ハンドボール部4人、その他の部が1人です。

さらに要因として考えられるのが寮です。自宅から通っている生徒748人に対し、寮で生活をしている生徒は241人と3分の1以下です。ところが感染が確認されている生徒30人のうち26人が寮で生活をしている生徒です。

県の会見 
「生徒の比率と完全に逆転している。寮・生活環境が感染に影響していると考えられる。」

県は他の生徒と食事を一緒にとったり、同じ部屋で寝泊りをする家庭に近い密接した環境が感染拡大に影響したとみています。


中央高校は29日まで休校していますが、30日に予定していた卒業式と修了式の中止も決めました。

また中央高校以外にも、高知南高校や高知工業高校など、高知市内の高校で生徒の感染が相次いで明らかになりました。今月だけで少なくとも36人の高校生の感染が確認されています。

県は学校生活においてマスクの着用や手洗いだけでなく、食事をするときの人数や座る位置などにも注意してほしいと呼びかけています。

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