Emilie-Claire Barlow [ So Danco Samba ] DENON SC-L30 (1988) TQWT BOX & HORN TW SPEAKER スピーカー 空気録音

Описание к видео Emilie-Claire Barlow [ So Danco Samba ] DENON SC-L30 (1988) TQWT BOX & HORN TW SPEAKER スピーカー 空気録音

Player:iPhone 13 Pro (Straight Out)
↓Bluetooth Connection
Amplifier:Nobsound NS-01G
↑Recording
Camera:iPhone 13 Pro (1080p HD/60 fps With Built-in Stereo Microphones)

※3:06~ このスピーカーは特にこういった部分の鳴り方が頼もしく感じました。

1988年にDENONから定価ペア54,000円で発売された12cmウーファー2WAYのスタイリッシュなコンパクトスピーカーです。兄弟モデルにトールボーイフロア型のSC-L50や、L30より一回りコンパクトな12cm同軸2WAYユニットを積んだSC-L10、またSC-L30を日立Lo-DへOEM供給したHS-V3などがあります。これら皆マイナーモデルですが、BOXはただのバスレフ型や密閉型ではなく、Aero-Tubeなる回廊状の音道があるバックロードホーン型のようなTQWT型(Tapered Quarter Wave Tube)構造で、特にL50とL30はそれにG-Bホーンというホーンツィーターを組み合わせた非常にマニアックで贅沢な構成です。

バックロードホーン型は今でも自作派の方に人気がありますし、FOSTEXがキットを出してくれているのもありがたい話です。ところが一般的な価格帯でメーカー製完成システムとしてはもはや絶滅しており、そういった点でもバックロードホーン型のような本機も非常にレアで貴重なモデルです。回廊状の仕切り板が組み込まれているおかげで、幅165×高さ435×奥行293mmというスタイリッシュでコンパクトなボディながら重さは6.5kgとずっしり感があります。実はDENONははっきりとTQWT型とは謳っていないのですが、SC-L50の構造説明イラスト内に「管の長さ(共鳴音の1/4波長)」と記載がありますので、TQWT型で間違いなさそうです。余談ですがさらにレアな1970年代のCOLUMBIAのVS-5AというモデルもTQWT型スピーカーでした。

ユニットについても、ウーファーユニットは12cmと小口径ながらダブルダンパーでシステム最大入力も120Wとヘビーデューティーなユニットで、背圧に負けないしっかりめのものです。エッジがウレタンタイプですが、ポロポロ崩壊しにくい素材のようで今でもしなやかさが保たれていました。そこにさらに贅沢にG-Bホーンなるホーンツィーターが組み合わされています。Gはガウス関数、Bはベッセル関数を表しており、その組合せにより左右120度という広指向性をクリアできたと同時に、特性のピーク、ディップなど音質劣化の原因を排除し、平担な周波数バランスを実現したDENONオリジナルのホーンツィーターユニットです。

このようにマニアックな構造ながら設計は極めて真面目な事もあり、宣伝文句通りの自然で雄大なサウンドが飛び出してきます。決して低音と高音がピンポイントで主張してくるようなドンシャリな音色ではなく、全ての音域が面となってスケール豊かにこちらに迫ってきます。重低音が強調された音楽などはよく出来たバスレフ型の方が満足度が高いケースもありますが、逆にクラシック・ジャズ・ボーカル物、中域の押し出し感やまとまり感、トータルでの自然な臨場感が好きな方にとってはなかなか満足度の高いスピーカーです。唯一の惜しい点は、せっかく特徴的な大型開口部や凝ったG-Bホーンを積んでいるにもかかわらず、サランネットが気軽に取り外しできない点です。取り外し出来ていたらもっと有名機種になっていたかもしれません。

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