Скачать или смотреть 【打ち上げの瞬間】民間の小型ロケット「カイロス」２号機　飛行中断措置　ミッション達成困難　　和歌山県串本町から打ち上げ(2024年12月18日)

小型ロケット「カイロス」の2号機が、　１２月１８日午前１１時に日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げられました。スペースワンによりますと、ミッション達成困難と判断し、飛行中断措置を行ったということです。現在、詳細について調査中としています。

　全長約１８ｍの東京の宇宙ベンチャー企業「スペースワン」が開発したものです。ロケットには５基の人工衛星を搭載していて、打ち上げから約５０分後に高度５００ｋｍ付近の軌道で順次、衛星を切り離すことになります。

　人工衛星の軌道への投入が成功すれば民間単独の打ち上げとしては国内で初めてとなります。カイロス２号機は当初、　１２月１４日に打ち上げ予定でしたが、予定時刻の約３０分前に「発射場上空の風が強くロケットの打ち上げに適さない」として延期に。１５日に予定していましたが同じ理由で延期となっていました。

　カイロスは和歌山県串本町の発射場から打ち上げられた後、次の流れでカイロスのロケットや衛星が切り離される予定だということです。

▼約2分28秒後、ロケットの1段目が燃焼を終え切り離し
▼約2分55秒後、「フェアリング（人工衛星を覆うカバー）」を切り離し
▼約4分40秒後、ロケットの2段目が燃焼を終え切り離し
▼約7分50秒後に、ロケットの3段目が切り離し
▼約53分35秒後、1つ目の衛星を高度500ｋｍ付近で分離し順次他の衛星も切り離し
▼約54分1秒後、京都のベンチャー企業が開発した人工衛星を最後に分離予定

　１２月１８日午後２時半からは「スペースワン」による会見が予定されていて、詳しい情報が明らかになると思われます。

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