【全編ノーカット】“政権奪還”への道筋は?立憲民主党代表選 候補者4人と生討論【報道ステーション】(2024年9月9日)

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7日に告示された立憲民主党の代表選挙は、枝野幸男前代表、野田佳彦元総理大臣、泉健太代表、吉田はるみ衆議院議員の4人による戦いとなりました。

野党転落から12年。今、政治とカネの問題で高まる政権への批判、その受け皿となれるのか。早期解散論が浮上するなか、巨大与党にどう対峙するのか。候補者4人の本音に迫ります。

■代表選で各候補が訴えたいこと

各候補は今回の代表選でこのようなビジョンを掲げています。

枝野幸男前代表:人間中心の経済(ヒューマンエコノミクス)
野田佳彦元総理大臣:政権交代前夜
泉健太代表:日本を伸ばす
吉田はるみ衆院議員:教育×経済=国民生活の底上げ!

(Q.泉さん、『日本を伸ばす』ということですが)

泉健太代表
「私たち立憲民主党は追及力も、あるいは国会の論戦力も伝わってるとは思うんですね。ただ、今の立憲民主党に必要なのは、この国を前向きに進めていくというビジョンだと思います。それが『日本を伸ばす』。1つは国内の食糧の自給率、そしてエネルギーの自給率を高めていく。そして教育の無償化をして、若い世代や子育て世代を支援をする。さらに、生活向上ということを訴えて、介護や保育の方々の待遇を改善する、全体の賃上げ。そういったビジョンをしっかり伝えていきたい。さらには今、NISAに取り組んでいる方々が非常に多いですが、立憲民主党は金融や経済に対しても前向きだという姿勢を出していきたい。個人や一般の皆さんの資産形成を強力に応援していきたい。そういうメッセージも込めて『日本を伸ばす』と定めました」

(Q.立憲民主党は分配の政党のイメージがありますが違うわけですね)

泉健太代表
「そうですね。分配か成長かで、常に分配役に回ってきたことをむしろ克服したいと思っています。やっぱりこの国を愛しているし、この国の未来が豊かでありたいと思っているので、持続可能性や自然との共生、そういう観点も大切にしながら、自民党のような新自由主義の規模主義、効率主義じゃない持続可能な経済を作っていくのが立憲民主党だと訴えたい」

(Q.吉田さん、『教育×経済=国民生活の底上げ!』について分かりやすく教えてもらえますか)

吉田はるみ衆院議員
「教育と経済で人の力を引き出していきたいという思いがここに込められています。政治にも社会に閉塞感が漂う一方、生きづらい思いを抱えている若い世代が多いです。私は地域や経済的事情で学びを諦めなくていい教育の無償化、そして給食費の無償化、あらゆる子どもたちを支援する教育、公の教育でしっかり学びたい子は学べるんだよ、自分の選択肢があるんだよ、その社会を作り、エネルギーを作り、それがイノベーションを起こし、経済に結びついていく。教育と経済は一体、私はそう考えています。そして目の前の物価高の生活苦。ここにはやはり生活の底上げが必要だと思います。その中でもやっぱり最低賃金。1500円を全国一律で実施していきたいです。このままでいくと、あと10年かかるんです。ここをなんとか克服していく。国民生活の底上げ。これを実行していきたいと思います」

(Q.枝野さん、『人間中心の経済』としていますが、今の経済は人間中心になっていないということですか)

枝野幸男前代表
「この30年、日本の経済が停滞してきた原因は、一人ひとりの個を大事にすることなく、目先のプロジェクト、すぐに金になりそうなところに金をかけてきた。実際に教育がまさに経済力で教育を受けたくても受けられない人がたくさんいる。例えば研究開発も、その支え手であるはずの若手の研究者が食べていけない。こんな状況を作ってしまった。すそ野が広いから山が高くなるんですよね。その裾野をどんどん細らせてきた。徹底して人に投資をすること。人に投資するというのは、例えば社会保障も、お金の問題はあるけれども、一番大事なのは支え手の皆さんが重労働で低賃金で人手不足。こうした徹底して人に着目をして投資をすることによって、日本経済は回復すると。このことを訴えていきたいと思っています」

(Q.野田さん、『政権交代前夜』には“むき出し”というか、取ってやるぞという迫力みたいなものを感じますが)

野田佳彦元総理大臣
「これは今回の代表選挙の位置付けなんです。世論調査いろいろありますが、自公の継続と拮抗して、野党中心の政権作りが必要だと。あるいは政権交代に賛成だという世論も非常に多いです。こういうことはめったにないと思います。私たちが政権を取れたのは93年、政治改革がテーマの時。それから2009年の民主党中心の政権の時。十数年に1回巡ってくるかどうかというチャンスだと思います。これはもちろん政治とカネの問題の自民党の不祥事があって、自民党の支持が下がってきたということが大きい要因でありますけど、こういう時に皆で心合わせて力を合わせて、取りに行かなければいけないと。まさに総選挙は近いかもしれない。まさに『政権交代前夜』の心合わせをするための代表選挙であると思います」

■政治とカネ・保守層・政権奪還

(Q.皆さん衆議院選挙が近いと考えられてると思います。自民党総裁選で誰が新総理・総裁になるか分かりませんが、小泉進次郎元環境大臣や石破茂元幹事長が早期の解散・総選挙に言及しています。これに大義はあるのでしょうか)

野田佳彦元総理大臣
「ものすごくおかしいと思う。特に小泉さん。改革を1年以内にやるっていっぱい言ってるでしょ。選択的夫婦別姓とか。1年以内にやるっていうと、任期はあと1年あります。今、衆議院も参議院も自公のが多いじゃないですか。やろうと思えばできるじゃないですか。なんでそこで解散するんですか。疑似政権交代でごまかそうということじゃないですか。1年以内だったら我々議論つきあいますよ。あえて早く信を問えって言いません。選択的夫婦別姓に我々は賛成なんだから。究極の矛盾だと思いますよ」

泉健太代表
「自民党で次々と立憲民主党が言ってた政策を言おうとしてるんですね。本当おもしろいというか、立憲自民党になりつつあって。ただこれ逆に言うと、僕らがすごくやりやすくなってるんじゃないかなと思っていて。彼らが賛成するというんだったら、立憲民主党がもともと訴えてきたことですから。こっちに起源があるし、考え方もまとまってますから、賛成するって事ですねっていう話なんですね。防衛増税をやめるのも賛成、選択的夫婦別姓も賛成、そして政策活動費を止めるのも賛成するということです。そういう意味では、ぜひ安心して立憲民主党に政権を任せていただきたいと。そうすれば必ず自民党も賛成して実行できることになります」

(Q.吉田さん、政治とカネの問題について、立憲民主党はお手本を示していかなければならない。どういう模範を示していきますか)

吉田はるみ衆院議員
「やっぱり一番は、公開が国民の皆様にとって一番納得できることなんではないかなと、おもうんですね。民間企業は全領収書を出して会計をしています。なぜ政治だけが領収書のいらない政治活動費があるのか。どうしても納得できないという国民の方が多いと思います。政治活動費の領収書なし、こんなの今すぐ廃止しなきゃいけない。でも結局そこにも踏み込まず、信を問うというのは、私は違うんではないかなと思います」

政策活動費は、政党が議員に支出する政治資金で、公表義務がなく、領収書がいらないお金でした。法改正されましたが、改正後も具体的な公開方法は先送りになっていて、在り方が問われています。自民党総裁選では、小泉元環境大臣と茂木敏充幹事長が廃止を明言しています。

(Q.枝野さん、立憲民主党の政策活動費はどうなっていますか)

枝野幸男前代表
「廃止を決めています。我々はこんなことやらなくたって十分できますから、金額は桁違いに少ないですが。こんな裏金を堂々とやってるような世界ですから、これはもうやめるべきだし、本当にやめるんだったら法改正しましょうよ。裏金議員の皆さんの問題にしろ、今、総裁選挙だから言ってるけれども、言いっぱなしで解散をしたら“選挙終わって勝ったんだから、もう俺たちは禊(みそぎ)が済んだ”と必ずなります。臭いものにふたをして表紙だけ変える。今、自民党の中は残念ながら腐ってるんですから、腐ってるものにふたしたら、もっと腐るんです。これは絶対許されない。もう1つだけ、早期解散の話。今、国民生活は物価高で大変です。予備費もだんだん足りなくなってきています。どう考えたって今、補正予算を組んで、国民生活、当座を何とかしのいでもらうためのことをやらないで解散するというのは、国民生活の無視だと思います」

(Q.野田さん、自民党が政治とカネの問題から脱却できない理由の1つに世襲の問題があると、繰り返し発言していますね。世襲を制限するといいますが、具体的にどうしますか)

野田佳彦元総理大臣
「政治資金は非課税じゃないですか。その非課税のお金を、例えばたくさんパーティーをやって、お父さんがいっぱい貯めたと。例えば岸田さんは、2022年だけで7回パーティーやって1億5000万円のパーティー収入。貯まっていったお金は非課税ですから、誰かが政治団体を相続した時に相続税がかからずに受け継ぐことができます。圧倒的に他の地盤・看板・かばんのない若い人材にとっては大きなハンデになります。政治資金規正法でそういう相続を認めさせない、政治団体を相続できないようにするところから1歩を始めなければいけない」

(Q.泉さん、自民党の歴代総理には世襲が確かに多くいます。世襲で政治資金を引き継げる人たちと、立憲民主党あるいは民主党時代からやって来られた方々は、最初のスタート地点が違うような気もしますね)

泉健太代表
「全然違いますね。僕も最初立候補した時、色んな人たちからお金を出していただいて何とか立候補できました。手持ちなんか全然ないですよね。地盤・看板・かばんもない状況なので、そこは全く違う。党首討論で岸田総理とやった時も、岸田総理は年間2億円集めてて“だから若い人たちも金を集められるように規制はすべきじゃない”って彼らは言ったんですよ。全く真逆で。我々はそんなお金を集めて競争なんかできないので、我々はむしろお金を集めすぎる政治をやめましょうって言っています。そうじゃないと、本当に新しい人材が入ってこない。こんなお金のかかる政治じゃ有能であっても立候補できない。それこそ、この国の人材がどんどん枯渇して、国会に新しい人材が入らなくなって、国会そのものの質も落ちていくことになります。お金をかけなくてもいい政治を作るっていうのを目指したい」

(Q.吉田さんは当選1回目ですよね。最初の選挙はどうでしたか。お金かかりましたか)

吉田はるみ衆院議員
「私自身は政治資金パーティーもやらない、企業団体献金も受け取らないという立場で、個人の方のご寄付だけでやってまいりました。これができたのは、私は地域の皆様でボランティアの方々が支えてくださったからです。これができる地域もあれば、1回家を出たら2泊3日で回らなきゃいけない地域もある。様々な地域の事情があるというのも現状だと思いますが、私が1つ強調したかったのは、政治とカネの問題は女性議員がなかなか誕生しない問題でもあります。地盤やお金を受け継いでいける方はいいんですが、ある意味、素手で政治の世界に挑戦しようという女性は、お金もどうする、生活もどうする、落選したら何の保証もない、誰が挑戦しますかという形になる。
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