地震で壊滅的な被害…輪島朝市の最年少出店者 22歳女性が“クラファン”で再起へ「自分が守っていく」 (2024年3月14日)

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能登半島地震で 壊滅的な被害を受けた輪島朝市。その朝市で最年少・22歳の出店者として母と店を切り盛りしてきた女性がいます。そんな彼女が、先日上京。いったい、なぜ?

南谷美有さん:
「私は石川県輪島市で、水産加工販売と輪島朝市に出店していました。母が17の頃から一生懸命働いて、やっとの思いで…(涙)」

今月2日。こみ上げる思いに言葉がつまるのは、南谷美有(みなみだにみゆ)さん22歳。

1000年以上続くとされる、日本最古の朝市、輪島朝市。美有さんは、「朝市で最年少の出店者」として活躍してきました。

美有さん:
「朝早起きして、夜遅くまで仕事して…人と話しているところがすごく楽しそうだったので自分もやってみたいなと思いました。」

朝市での販売に、行商…母・良枝さんと二人三脚でお店を切り盛りする姿は、輪島朝市の名物でした。

美有さん:
「徐々に(仕事を)覚えていって、母ちゃんみたいになれるように頑張ろうと思います。」

しかし…元日の地震と大規模火災で朝市の風景は一変しました。

美有さん:
「ここです、いつもテントを出してる、お店の…えっ、ここやよね?」

ここは南谷さん一家が30年以上にわたりテントを出していた場所。場所を貸してくれていた 雑貨店の建物は倒壊していました。

母 良枝さん:
「シルバーのテントがあるじゃないですか。あれは朝市仲間の店なんですよ。その隣に私たちが荷物を預けるところがあったので…」

店の道具などを預けていた倉庫も、倒壊しました。

美有さん:
「ニュースで火事の様子とかは見てたんですけど、やっぱり本当にその場に来てみると…もう、言葉にできないくらいショックです。」

さらに、市内の自宅と加工場も…

良枝さん:
「あっち側に傾いとるげん。ほら、歩いたら分かるやろ…」

地震で敷地が地割れし、約2メートルの段差が発生。それによって建物が傾き、住むことも、作業することも難しい状況です。

6年前に借金をして新装した加工場の設備も、ほぼ全てが壊れてしまいました。

そして…

良枝さん:
「これ、甘エビで作ったいしるなんやけど…」

祖母から受け継いだ店の命「いしる」は、たるが割れ、7トン近くあった 中身が流れ出してしまいました。

良枝さん:
「地面に土盛って直すなら500万くらいかかるやろうって…(直した後)また揺れて    こういうような状態になったら、まだここに建てたときの借金も あるのにまた500万借金してとなるとちょっとキツいなと…」

こうした状況から美有さんはクラウドファンディングをしようと提案しました。

美有さん:
「うちも作っているいしるとかぬか漬け、すごい伝統というか食文化だと思うので… でもそれが今作り手が減ってて、この地震で引退を決めた方も多くて… それをやっぱり、自分が守っていかないとダメだなというのを感じて、次の世代までつなげたいという思いで立ち上げました。」

ただ、良枝さんは…

良枝さん:
「自分が汗水たらして働いていないお金を人さまから頂くのが、そういうのは許されないというかできないと思っていて…美有の方から、「母ちゃんいまそんなこと    言っとる場合じゃないよ」って。「そんなこと言っとったらお店ももうダメになるし、先祖から受け継いだいしるの発酵菌とかもここで途絶えてしまうよ」と言われて…数日間説得されて、「じゃあお願いします」ということでいま彼女が一所懸命色んな所に行って、色んな人にお会いしてお願いして歩いています。」

この日、東京で開かれていたのは、「美有ちゃんに輪島を担ってもらう会」

オンラインショップなどで南谷さん親子の商品を購入してきたファンが、美有さんのクラウドファンディングを応援しようと集まりました。

参加者:
「もう、いしるが貴重すぎて使えなくて…1滴とか入れるんだけど…」
美有さん:
「あのいしる、もう全然、救出できなかったんですよ…町並みは地震後からあまり変わってなくて、水もまだ通っていない…」

参加者:
「2カ月まるまる経って、きっともっと(復旧が)進んでいるんだろうだなと感覚的に思ってしまうんですけど、「あれ、なんか思いのほか進んでいない」って…美有ちゃんの話を聞いて、まだまだこれからなんだなと思いました。」

集まった人たちが美有さんに伝えたかったのが…

参加者:
「「頑張ります!」なんて言いたくないよね。「いやだー!」って、ひっくり返ってバタバタってしたいくらいだよね…ずっと今まで頑張ってきたんだからね。そう、ずっと2カ月…」
「(美有さんが)頑張らないようにするために、こうやって私たちがみんなで頑張る必要があるなと…代わりにできることがあれば何でもしたいなと思います。」
 
美有さん:
「「頑張らなくていいよ」って…「頑張っていると思うから頑張らなくていいよ」っていう優しい心遣いに、張りつめていた気がちょっと楽になりましたね…」

能登半島地震の発生から2カ月。東京で改めて気づいた人の温かさ。美有さんは思いを込め、朝市を担う決意を述べました。

美有さん:
「1000年以上の歴史がある朝市なんですけど、そこで売られているいしるだったり
ぬか漬けっていうのは、輪島の食文化と伝統そのものなので、それを守っていくのが朝市で最年少の自分の役目だと思っています。輪島がやっぱり大好きなので、 
また必ず輪島で復活して工場も再建して頑張りますので、皆さま力をお貸しください。」

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