建設業者が破産で…保育園開園できず 東京・葛飾区

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入園が決まって安心していた保護者にとっては「寝耳に水」の事態です。東京・葛飾区に4月に開園予定だった保育園が、建設会社の資金繰り悪化で工事が中断され、開園できない見通しであることが分かりました。内定していた46人の行き先は宙に浮いた状態で、保護者には不安が広がっています。

 4月に開園できなくなったのは、葛飾区東新小岩にある認可保育園です。この保育園は、近くにある認証保育園の園舎を建て替え、4月に認可保育園として開園する予定でした。

 葛飾区によりますと2月28日、建設を担った千葉県の会社から「資金繰りが悪化し、自己破産手続きを始めることになった」と保育園の運営会社に通知がありました。工事は2割ほどで中断された状態だということです。建設地の近くに住む人は「1週間か10日ぐらい前から(工事が)止まっていた。また空けていると思っていた。去年から始まって2カ月ぐらい(工事が)空いていた。(業者が)『工事遅れてどうのこうの』とあいさつに来たから『あなた方はおかしい。2カ月も間を空けておいて工事が遅れるっておかしいじゃないか』と言った」と語りました。

 保育園にはすでに46人の子どもの入園が内定していますが、開園のめどが立っていないことから、区は3月1日の夜に緊急の保護者説明会を開き、これまでの経緯を伝えました。入園予定だった保護者は「びっくりしたのと、4月からどうしようと思った」「(建設会社に)憤りはあるが、保育園側が悪いくじを引いてしまったのかな。そうとしか言えない」「残念な思いしかない。正直裏切られた気持ちが大きい。(区には)一対一で各家族と向き合ってほしい」などと話しました。

 葛飾区は他の認可保育園で受け入れ人数を増やせないか検討を進めていて、入園が内定していた子どもたちを受け入れられるよう対応したいとしています。葛飾区・子育て支援部育成課の横山雄司課長は「正直憤りもあるが、私以上に保護者の方々はいろいろな気持ちをお持ちだと思う。そこに思いをはせた時に、できることを最大限する以外に選択肢はない」と述べました。

 また、認可に移行するはずだった認証保育園は引き続き運営する予定で、保育園側は33人分の受け入れの用意はあるとしています。葛飾区は「4月という期限がある中、あらゆる手立てを講じて早急に対応したい」としています。

<保育園が開園できない! 経緯は?>

 この保育園に子どもを預けて4月から仕事復帰をと考えていた保護者もいるかもしれません。新年度までもう1カ月もない中、事態は急を要します。これまでの経緯をまとめました。

 2017年の6月、保育園の事業者は建設会社と契約を結び、10月から工事が始まりました。保育園側の弁護士によりますと、この時点で建設会社に対してどの程度の金額が払われていたのかは「細かく調べているところなので答えられない」ということです。

 工期は2018年の2月末でしたが、現時点で保育園はまだ2割ほどしか完成していません。ほとんど工事が進んでいなかったことが分かります。

 今後、建築途中の保育園をどうするかについては建設会社側と協議することになり、時間がかかる見込みだということです。

 入園予定だった子どもたちの受け入れ先を一刻も早く決める必要があり、区や事業者、関係者の努力が続きそうです。

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