【銀座の時計修理店】“ロレックス”に秘められた父の思い出「修理に出してよかった」

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東京・銀座の時計修理店。店主の山田喜久男さんは、時計の本場・スイスで修行をした日本で指折りの職人だ。この店には、他の店で修理を断られた時計が毎日のように持ち込まれるという。
取材に訪れた日、山田さんが取り掛かっていたのは裏蓋が真っ黒に焦げた腕時計。依頼者の亡き父親の書斎に置かれていたが、火事で焼け焦げてしまったという。山田さんのおよそ50年のキャリアの中でも初めての依頼。それでも約1か月後、再び店を訪ねると、そこには見事に甦った腕時計があった。山田さんは、この修理のためにドライバーを加工した特殊な工具を用意。傷をつけないよう、絶妙な力加減で焦げを剥がしていったのだ。山田さんは言う。修理してまで使う時計には、様々な人間模様があるのだと。
別のある日。動かなくなった置き時計が修理に持ち込まれた。依頼したのは、寺山章子さん。章子さんの父がおよそ35年前に購入した物で、かつては30分ごとに、きれいな音色(ねいろ)を響かせていたそう。
「時計を見ると父と一緒に居たときの事を思い出す」
そう話す章子さんだが、子どものころ父と一緒に撮った写真は1枚だけ。
「ずっと(別の)女の人の所にいた。(父のことは)触れるのも嫌なくらい嫌いだった」
章子さんの父は、家族がいる自宅には週に1~2回しか帰らない生活を40年以上続けていたのだという。そして、家族の元に戻った直後には介護が必要な状態に。最初は葛藤があったという章子さんだが、ある日、父からこんな言葉が―
「泣くような人じゃなかったのにすごく涙を流して、“もう悪かった”と」
父と心の距離が縮まったように感じ、家族として再出発する気持ちになった章子さん。介護をしていた時、枕元から聞こえてきたのが、あの置き時計の音色だった。
そんな父も亡くなり、やがて動かなくなった置き時計。山田さんたちの手により、再び時を刻み始めた。音色とともによみがえる、父との時間…。
「父とか思い出しますよね、すごく」「一瞬ウルッときて、時計を直して本当によかったと思う」
修理してでも使う時計には、何事にも代えがたい思い出が詰まっていた。
(2021年10月11日「news every.」特集より)

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