小池陽人の法話:歩むべき道を迷った時に

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前回の法話では、「主人公」という言葉の在り方について
お話させていただきました。

私自身が思うに「主人公」として生涯を貫かれたのは、
まさに「お釈迦様」ではないかと思います。

今回は、お釈迦様の出家に際してのお話をご紹介したいと思います。

お釈迦様は、二千五百年以上前、釈迦族の王子としてこの世に生を受けます。
お母さまのマーヤ夫人は、お釈迦様をお産みになられてすぐにお亡くなりになってしまいます。

残された父であるシュッドーダナ王は、待望の第一子であるお釈迦様を、
それは大切に大切に育てられました。

何不自由なく育ったお釈迦様は、国中で一番美しいと言われたヤショーダラ姫と結婚し、
息子ラーフラを授かります。

まさに順風満帆に思われる人生の中で転機が訪れます。
これが有名な四門出游の説話です。城の東西南北の門から出かけた時の話です。

東の門を出て老人に、南の門を出て病人に、西の門を出て死者と出会います。
そこで、お釈迦様は、避けては通れない人生の苦しみに気がつかれました。
「老病死」が避けられないのなら、人は何のために生まれるのか。
今ある贅沢な生活も、はかない泡沫の幸せであり、
やがて訪れる苦しみから逃れることができない。
本当の幸せとは何なのか、そのように思いつめ悩まれました。

そのような時、北の門から出ると、出家した修行者と出会います。
質素な身なりでありながら、凛とした穏やかな表情をされているその姿をみて、
お釈迦様は、避けては通れない苦しみ、その不安を克服するためには、
自分も出家修行者になるしかないと決意されます。

そして、お釈迦様は二十九歳で、城を出て、出家するのです。
私は、この説話を読むたびに思うことがあるのです。
その時、お父様である王様はどのような気持ちであったであろうか。
妻、息子はきっと辛かったのではないだろうか。
跡取りを失った王族の皆は、落胆しただろう。

その後、お釈迦様は、悟りを開かれ偉大な方、ブッダとなられます。
しかし、そのようなことは、この時、お釈迦様も含め、誰も知る由もありません。
二十九歳まで、自分を育て、お世話をしてくれた人達を、
ある意味で裏切る行為と思われても仕方ないことであったと思うのです。

しかし、お釈迦様は、出家を選ばれました。
それは、自分がどのように生きるかを、
まさに自分で決めた瞬間と言えるのではないでしょうか。

【毎月、須磨寺にて法話をさせて頂いております】
毎月18日の10時からの護摩祈祷と写経会、20日と21日は11時半から奥の院にて、そして、21日は14時から護摩祈祷をさせて頂き、法話をさせて頂いております。

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■楽曲提供:小馬崎達也
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