2泊3日の“将棋ツアー” 「朝から晩までプロ棋士が同行」「対局を間近で見学」「同じ勝負めしを食べられる」密着

藤井聡太七冠の王位5連覇と「永世王位」の資格獲得がかかる王位戦第1局が、7月6日と7日に名古屋市で行われました。この対局の裏では“将棋ツアー”が開催されていました。気になるツアーの内容は…。対局1日目の午前8時。

「おはようございます」中日ビルのホテルに集合しているみなさんは、将棋グッズを身に着けている方もいるようですが、実は…「JR東海のツアー」
「プレミアムツアー」そう！今回の王位戦では、将棋ファンのために2泊3日のプレミアムツアーが用意されたんです。その参加費はなんと…最大100万円！今回は、日本全国から7名の将棋ファンが駆け付けました。（参加者）
「きのうは副交感神経が高ぶってしまって、寝られなかったです」
「こういう経験は多分できないので」
「生涯に一度の楽しみ」「王位戦プレミアムツアー」は、前夜祭から土日の対局まで、2人の勝負をより間近で堪能できたり、ここでしか味わえない貴重な体験ができたりする将棋ファンにとっては、夢のようなツアーなんです。しかし、決して安くはないこのツアー。その気になる内容は…

魅力その①「藤井七冠と同じ勝負めしが食べられる！」

対局に欠かせない「勝負めし」や「勝負おやつ」。今回、藤井七冠が対局中に食べたおやつ「へそくり餅」や「こぐまくんケーキ」を、同じ徳川園内で食べられるのもこのツアーならでは！参加者の中には、食事の写真を撮るために“あるもの”を持参する人も！

藤井七冠のグッズを持参して“推し活”

（参加者）
「これはアクスタ（アクリルスタンド）です」

Qもしかして“推し活”ですか？
「そうですね、初めてなんです。撮るの」藤井七冠のアクリルスタンドを持参して、“推し活”を楽しんでいました！“推し活”中のこの女性は今回、奈良県からツアーに参加。1年前に藤井七冠のファンになり、ツアーに応募したそう。（奈良県から参加）
「将棋のために色々貯めて、まわしています。内容を見て、すごくいいなと思って。家族会議を開いて悩んだんですけど、『一世一代行ってこい』って言われて」

魅力その➁「3日間 プロ棋士が朝から晩まで同行」

そう、藤井七冠の師匠、杉本八段をはじめとするプロ棋士たちが、3日間朝から晩までツアーに同行！一緒に食事をしたり、将棋の解説をしてくれたり、ファンにとってはたまらないイベントなんです。（東京から参加）
「本当に先生方がいい人で、近くから見られるくらいかと思っていたら、こんなになんか…なかなかできないですよ、こんなこと。想定外にやっていただき過ぎてちょっと疲れました」そして、このツアー最大の魅力が…

魅力その③「対局を誰よりも近い距離で見学」

（東京から参加）
「やっぱり対局場の中で直接生でお会いできるということなので、それが一番楽しみ」そう！このツアーでは、普段、一般の方は絶対に入ることのできない神聖な対局室内に入り、「検分」「初手」「封じ手」などを誰よりも近い距離で見ることができるんです！見終えた参加者は…（東京から参加）
「ピリッとした空気感が多分ほかでは味わえない。自分が息をすると聞こえちゃうんじゃないかみたいな」
「緊張の中でも間近で見られて、お着物の質感もわかるような感じとか、ちょっと涙が出てきそうになって、ダメだと思って止めたんですけど。あまりにも感動しました」

同じ勝負めしを食べられたり、対局を間近で見学できたり、たくさんの特典が詰まった100万円のスペシャルツアーに参加者の満足度は…（参加者）
「応募してよかったなと。１日だけでも満足って感じですね」
「死んでも悔いはありません！」

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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cb...