「住みここちランキング」連続1位の東川町の魅力　移住者で人口急増

住民の満足度を調査した「街の住みここちランキング」が発表されました。道内の3位から5位は札幌の中央区・西区・豊平区で利便性の高さが評価されました。
2位は旭川のベッドタウン東神楽町。1位は同じく上川の東川町となりました。東川町が人気の理由は？


緑豊かな街・東川町。2年連続「街の住みここちランキング」1位に輝いた理由のひとつが…ミネラル豊富なこの「水」です。


鈴木麻友記者）
「源泉からすぐ近くの場所には自由に水を汲める場所があります。キンキンに冷えておいしいです」


実は道内で唯一東川町には上水道がありません。すべての家庭が旭岳から流れる地下水を利用して生活しているんです。旭川からわざわざ大量の水を汲みにやって来た人も…。


旭川から訪れた人
「コーヒーを入れてりお味噌汁の時はこれで。子どもたちが水道水よりミネラルがあった方がいいって言って」


おいしい地下水が決め手となり6年前に札幌から移住しフレンチレストランを開業した人もいます。


ヴレ　オーナーシェフ村上智章さん（54）
「車で10分で旭川空港もあるので関東からのお客さんも結構来ていただいている」


村上さん一家は子どもが小学2年生の時に移住してきました。子どもが通っていた町立東川小学校にもユニークな特徴があります。


鈴木麻友記者）
「こちらが学校ですね。ちょっと変わった作りになっています。教室ごとにドアがつけられていて外に出たら目の前にはとうもろこしが立派に植えられています」


農園や水田体験の授業もあるこの学校。国際社会に通用するコミュニケーション能力を育てようと「Globe」という新教科も導入しています。この学校に子どもを通わせるために移住してくる人もいるそうです。


ヴレ　オーナーシェフ　村上智章さん（54）
「海外の方たちがたくさんいるのでそれに刺激を受けて（娘は）語学をがんばっていますね」


人口減少が社会問題となっている中、東川町の人口は右肩上がり。この10年で600人以上も増えました。

移住者に人気の東川町。世界的に有名な建築家隈研吾さんが手掛けたテレワーク用のオフィスも去年完成しました。


また、東川町は景観条例を制定。美しい風景を守っているところも魅力のひとつです。


東神楽町から移住）
「すごくいい景色で水もおいしくて自分がしたかった生活を東川町でできている」

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