サツマイモ移植機導入　生産の効率化に期待

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サツマイモ生産の効率化と省力化を図ろうと、鉾田市野友地区の農家でつくる野友共栄出荷組合は、サツマイモの苗植えに「半自動野菜移植機」を導入した。箕輪正雄組合長（64）は「効率が上がれば作付面積も増やせるので普及を進めたい」と話している。
　移植機は、マルチへの穴開けと苗の植え付けを同時にできるのが特徴。植え付けの間隔と深さを均一にすることで形や大きさ、収量のばらつきが少なくなる。苗は立ったままセットするため、腰の負担も少ない。
　同組合は３年前、県の補助事業を活用して大手農機メーカーの移植機２台を購入。手植えよりも深く植え付けられ、苗１本当たりの収量も増えているといい、段階的に導入を進めている。
　同組合の組合員は11人で、うち６人がサツマイモを生産。家族経営がほとんどで、近年は人手の確保が課題となっている。箕輪組合長は「作業が楽になれば後継者の確保にもつながるのでは」と期待した。

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