真夜中の道路を電車が走る？「近鉄の新車両」輸送大作戦　沿道には大勢のファン

午前2時。東大阪市にある鉄道の車両メーカー「近畿車輛」の工場前には
真夜中にもかかわらず人だかりが。

予定時刻から遅れること約20分。

出てきたのは長さ約20メートル。近畿日本鉄道の24年ぶりとなる新しい通勤車両です。

大阪・八尾市にある高安車庫まで約15キロのお引越しです。

雨が滴る真夜中の幹線道路。ゆっくりと進む大型トレーラー。特に注意が必要なのが交差点…

道中、一度トレーラーを止めて点検と整備。慎重に歩みを進めます。

そして、いよいよゴール直前。一番の難所が待ち構えています。

急カーブの交差点。

歩道ぎりぎりまで近づく大周りでみごと右折に成功…出発から約1時間30分。集まった多くの鉄道ファンに見守られながら車庫に到着しました。

さらに、車体と車輪部分が合わさり電車らしくなりました。

この新車両はベビーカーや大きな荷物を持った人も、周りに気兼ねなく座ることができる座席を設置していて、防犯カメラで車内を監視するなど
快適で安全な車両だということです。

この新しい近鉄の顔は2024年10月に、奈良線と京都線でデビュー予定です。

#近鉄新車両　#近畿車輛　#高安車庫
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