【特集|世界遺産で活気づく佐渡】世界遺産登録から1カ月: 増加する観光客と見えてきた課題解決への次なる一手とは【新潟】スーパーJにいがた8月27日OA

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佐渡島の金山が世界文化遺産に登録されてから8月27日で1カ月です。地元では観光客が増加し、世界遺産の効果が出始めている一方で、二次交通やインバウンド客の誘致など今後取り組むべき課題も見えてきました。

7月27日、世界文化遺産に登録された「佐渡島の金山」。様々な困難を乗り越え、28年越しの悲願でした。

登録後初めてのお盆。佐渡汽船の両津港ターミナルには、帰省客や観光客など多くの人が。佐渡市のお盆前後の観光客は3万4000人に迫り、去年と比べると1.2倍となりました。佐渡金山に足を運ぶとこちらも、入場券を買い求める人の列ができていました。
■東京から
「佐渡金山が世界遺産になったので、来ようと思いました。今は機械とかあるから楽だけど、昔は手作業で大変だったのかなと思った。」
■神奈川県から
「世界遺産になったというところで一度見ておきたくて。これからも世界の人たちに見ていただけたらいいと思う。」

早くも世界遺産登録の効果が出始めています。
■ゴールデン佐渡 鈴木徹社長
「期待以上の大勢の方からおいでいただいているような状況です。8月に入って3、4割増えている状況ですが、最近の状況はそれを上回るようなお客さんがきていただいている。」

500台ある駐車場は、ほぼ満車状態に!
■東京から
「たまたまタイミングよく(車)入れたんですけど、結構埋まっている感じ。下から第2、第3(駐車場)から上ってこられる方もいて、大変そうですね。」

このような状況を見込んで、佐渡市が整備したのが相川地区をまわる無料の周遊バスです。佐渡金山をはじめ、北沢浮遊選鉱場跡などを結んでいます。ところが・・・
■池田藍子記者
「今、相川の周遊バスが佐渡金山に到着しました。朝十時過ぎの1本目の便ですが、降りてくる人の姿はありません。」

乗る人の姿もなく、バスは出発していきました。佐渡市によると、10日からの9日間で佐渡金山を訪れた人の数は2万人近くに上りますが、周遊バスの利用者はわずか711人でした。また、両津港から金山周辺を結ぶ世界遺産ライナーバスの利用者も71人でした。
■佐渡市観光戦略係 福嶋雅麗係長
「相川の周辺は狭い道路が多いので、直接、佐渡金山や周辺の施設を移動される方が多くなってくると、交通の問題が発生するのではないか。周遊バスは便利な仕組みとしてあるということをしっかり届けたい。」

一方で、ニーズが高まっているのが『レンタカーの需要』です。両津港近くにある「アイランドレンタカー」。世界遺産登録を見据え、車を2倍に当たる50台としましたが、それでも予約を断ることもあったといいます。
■ワタナベオート 渡邉正俊社長
「まず足りないです。数はいくらあってもというくらい足りない。借りられないというお客様もかなりいる。」

しかし、これ以上の車を増やすのは難しいといいます。その理由が、ハイシーズンと閑散期の観光客の差が大きいことです。
■ワタナベオート 渡邉正俊社長
「ピークに合わせて台数を増やすと、閑散期にはその半分も出ない。メンテナンス代金がいくらとかかるので、かなり厳しくなる。」

佐渡市によると、去年観光客が多かったのが8月で約8万4000人。一方、もっとも少なかった2月は、約1万2000人と7万人以上のひらきがあります。
〝通年観光の実現〟が、今後の大きな課題です。
■ワタナベオート 渡邉正俊社長
「金山が世界遺産になったというのは、絶対に逃してはならないところなので、がっかりさせないように準備だけはしたいと思っている。」

世界遺産登録の効果として期待されていたことの1つが、『インバウンド客の増加』です。しかし、佐渡市で通訳案内士を務めている前田富士子さんによると、ガイドの依頼は増えていないといいます。
■通訳案内士 前田富士子さん
「肩透かしみたいなね・・・それは確かに。でもインバウンドの方は前もって予約する方が多いので、すぐには数は増えないかも。」

この日は、佐渡金山から車で1時間ほど離れた小木地区で、アメリカから訪れた夫婦のガイドをしていました。小木港では、金銀の積み出し港だった時代に、航海安全を祈願して始まったという『小木港祭り(おぎみなとまつり)』が開かれていました。
■英語で説明するガイド(英訳)
「17世紀、小木港は金銀の積み出し港として発展しました。この神社は、新潟に運ぶ前に金銀を置いておく場所となりました。」

アリゾナの仮面博物館で学芸員をしているというアメリカ人の男性。興味を持ったのは、京都から小木地区の木崎神社に寄進されたという猿田彦のお面です。
■アメリカ人の男性観光客
「That’sold,veryveryold.」
■英語で説明する神社の方(英訳)
「私たちも分からないが、とても古いものです。」

御神酒のふるまいも受けました。
■アメリカからの観光客
「おいしい。」
「佐渡の知名度は低いと思うが、とてもたくさんのユニークな文化があって、とても美しい場所だ。知られれば、世界の人を惹きつけるポテンシャルはあると思う。」

小木地区は、伝統的な街並みが評価され、8月15日に『国の重要伝統的建造物群保存地区』に選定されました。インバウンド客を呼び込むためには、佐渡金山以外の魅力発信も重要です。
■通訳案内士 前田富士子さん
「全然日本人にも知られていない神社の、これだけ多様な神事があるということ。それだけでも200%くらい満足してくれると思う。」
■佐渡市観光戦略係 福嶋雅麗係長
「今の全国的な傾向を踏まえても、まだまだ佐渡にはインバウンドのお客様がきていただける余地があると思う。誘客の対応やキャッシュレスの対応をしっかり準備していきたい。」

佐渡市は、世界遺産の構成要素である鶴子銀山と西三川砂金山でジャンボタクシーによる「世界遺産ガイドツアー」を運行しています。周辺には住民が暮らしているため、生活を守りながら佐渡金山以外の魅力を伝える取り組みです。佐渡市は、年間宿泊者数について2026年には2023年(32万2000人)の1.7倍にあたる55万人を目指しています。
■佐渡市観光戦略係 福嶋雅麗係長
「せっかく佐渡にきていただいたお客様に、満足して頂いてリピートしていただけるような環境をしっかり整備していきたい。」

2024年8月27日放送時点の情報です。

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