中国の婚活に異変 1万人合同結婚式&大人気公開お見合い オファー殺到の仲人とは?【羽鳥慎一モーニングショー】(2024年10月4日)

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 中国で若者の結婚離れが進んでいる。そうしたなか、先月1万人が参加する政府主催の合同結婚式が開催され。一方で、中国のSNSで公開お見合いを取り仕切る仲人役の女性が大人気となっている。

■結婚に対する若者の本音は?

 先月、中国各地で行われた1万人規模の合同結婚式。漢服や少数民族の衣装など、伝統的な衣装に身を包んだ5105組のカップルが中国各地の50カ所で同時に結婚式を挙げた。

 これは宗教団体などが主催したものではなく、中国政府などが主導して大々的に行ったものだ。

 結婚式のハイライトである指輪の交換も各会場で一斉に行われ、結婚50年目の金婚式を祝う先輩夫婦たちが登場し、大合唱で盛り上げる場面もあった。

 一体、なぜ中国政府は結婚式にここまで力を入れているのか?

 背景にあるのは若者の結婚離れ。実は今、中国では婚姻数が年々減少し、この10年で半分近くにまで落ち込んでいる。その大きな理由の一つが、結納金の高騰だ。

司会
「高額な結納金という悪い習慣を捨て、シンプルながらも温かさを失わない方法で愛を祝うために努力しましょう」

 中国では結婚時に男性側が女性側に結納金を支払う風習が残っており、近年この金額が急騰。中には家や車など、日本円で数千万円の結納金を支払うケースもあるといい、結婚をためらう大きな理由になっている。

 北京市内の若者に、結婚に対する本音を聞くと次のような声が聞かれた。

19歳
「結婚したら子どもや家庭のためにお金を使うことになる。できるだけお金は自分のために使いたい」

21歳
「質の低い結婚生活より、質の高い独身生活がいいです」

■公園で親が子の“代理婚活”

 一方、子どもを結婚させようと必死なのが親世代。中国各地の公園で毎週のように行われているのが…。

 公園に置かれているのは、親たちによって書かれたあるチラシ。そこには、このように書かれていた。

チラシ
「男性、90年生まれ、身長182センチ。北京市の公務員で家持ち、勤務先の近くにも家あり。希望する女性は93年以降生まれ、大卒で安定した職業。性格や外見がきちんとしていて同棲(どうせい)歴のない方」
「女性、北京の有名大学の修士号を取得し、現在インターネット広告業界に勤務。人柄がよく品がある」

 自分の子どもの経歴や結婚条件が書かれたチラシが…。中国の公園ではこうしたチラシを使って親たちが我が子の結婚相手を探す“代理婚活”が行われているのだ。

親世代の男性
「お見合いコーナーには親世代の願望がかかっているんだ。家庭を築くには、まずは家。車があればなお良い。それから子ども。家が一番重要。焦っているのは両親だけで、若者は興味がなさそうだけど」
               
■TikTokのフォロワー数は700万人超え!

 そんななか、結婚をしたい人たちの間で大人気となっている人物もいる。それが、巧みな話術で公開お見合いを取り仕切る「王婆さん」と呼ばれる女性だ。

王婆さん
「彼氏に求める条件はある?」

結婚相手を探しに来た女性
「身長は185センチくらいがいいな」

王婆さん
「185センチの人!35歳以下なら誰でもいいよ!」
「皆さん、どう思いますか?」

観衆
「お似合いだよ」

王婆さん
「素直で年上好きなあなたの要求にぴったりよ。見てごらん、彼は2メートルよ!」

 中国では、インターネットのお見合いサービスが発達しているものの、客引き用のサクラや嘘のプロフィールにだまされたりするケースが相次いでいる。

 しかし王婆さんが仕切る“公開お見合い”は、実際に参加者同士が対面することからより信頼できると人気なのだという。

 そんな王婆さんのTikTokのフォロワー数は現在700万人を超える人気ぶりだ。

王婆さん
「みんなお花やプレゼントを贈ってくれてありがとう。でも、こういうのはご両親のために使ってね」
「メイクも服もバッチリ、みんな行くわよ!」

 あまりの人気のため、各地からオファーが殺到し、5月から中国全土を回る公開お見合いツアーに出発。すでに10カ所以上で公開お見合いを開催している。

■「ヒモを探しにきたのかい」経営者女性のお相手は?

 そのうちの一つ、河北省邯鄲市で行われた公開お見合いの様子を取材。多くの若者たちが、まるでコンサートのように会場を埋め尽くしている。

司会者
「王婆さんの登場です」

王婆さん
「みんなありがとう。暑くない?」

参加者
「(Q.参加した理由は?)家族からプレッシャーをかけられ、せかされているんだ」
「働いている工場に女性が少ないんだよ。僕も恋はしたいし、この“公開お見合い”はとてもいいと思うよ」

 この日は、結婚相手を探す3人の女性が登場した。

 1人目は、会場から2000キロ離れた街からやって来た25歳の女性。5軒のレストランを経営しているという。

結婚相手を探しに来た女性(25)
「私は気が強いので、家族思いで包容力がある男性がタイプです。身の回りの世話をしてくれれば月1万元(約20万円)払います」

王婆さん
「俗にいう“ヒモ”を探しに来たのかい?相手の人は辛抱強くないと駄目だね」

 立候補した男性の中から1人を選び、舞台に呼び寄せる王婆さん。選ばれたのは、キャップにサングラス姿の32歳の男性だ。

王婆さん
「あんたは料理や洗濯ができるのかい?」

立候補した男性
「何でもできるよ」

王婆さん
「1万元(約20万円)のために何でもできると言うなんて、みっともないね~」
「このお嬢さんはアンタの仕事を聞く必要はないみたいだから、さっさと仕事を辞めて、この人のところに行きなさい」

 冗談を交えながら話を進める王婆さん。この女性には3人の男性が交際を申し出たが結果は…。

結婚相手を探しに来た女性
「誰よりも先に来てくれたから、彼に決めます」

 最初に立候補したサングラス姿の男性とカップルが成立した。

■悩める中国男女の仲を取り持つ

 続いて2人目の女性は、地元でネジ販売店を経営する34歳の女性だ。

結婚相手を探しに来た女性
「私の年収は1000万円ほどです」

王婆さん
「そこまで正直に言わなくていいわよ」

結婚相手を探しに来た女性
「相手は44歳ぐらいまで。考えが成熟していて、気遣いができる人を探しに来ました」

王婆さん
「このお嬢さんは本気で一緒に暮らしていく人を探している。結婚したい人は早く出て来なさいよ」

 立候補したのは結婚歴がない教師と、バツイチで娘がいる公務員。しかし、女性は…。

結婚相手を探しに来た女性
「私はすでに娘が2人いるから、息子がいる人を見つけたいです」

王婆さん
「誰か息子持ちの人はいないの?」

 すると、地元で自動車メンテナンス業を営む34歳の男性がステージへ。

立候補した男性(34)
「私は離婚歴があり、10歳の息子がいます」

王婆さん                    
「家はあるのかい?」              

立候補した男性
「あります」

王婆さん                    
「ピッタリじゃない。彼にしときなよ」

 こちらも、めでたくカップル成立。3人目の女性はカップル成立とはならなかったが、王婆さんはきょうもどこかで悩める中国男女の仲を取り持っている。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年10月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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