重要無形文化財「琉球舞踊」保持者7名による『浜千鳥』〜琉球舞踊で世界を勇気づけよう！〜

新型コロナウィルスの感染が拡大し、いま、世界中の人々が苦しみの中にあります。
少しでも早く元の日常を取り戻せるよう、重要無形文化財「琉球舞踊」保持者7名の実演家が心を込めて、琉球舞踊「浜千鳥」を踊ります。

「渡海やひぢやみても　照る月や一つ　あまも眺めよら　今日の空や」
（海を遠く隔てていても、夜空に照る月は一つである。あの方も眺めているだろうか、今宵の月を）

『世界は遠く離れていても、私たちは皆同じ空の下にいます。
　互いに思い合う心を持ち続け、力を合わせて乗り越えましょう。』
そんな思いを込めて、沖縄から世界の皆様へ、エールを送ります。

撮影はリモートで、それぞれのお稽古場で行っていただきました。
動画の最後には、7名からのメッセージも収録しています。

■踊り
谷田嘉子　先生（玉城流扇寿会　家元）
志田房子　先生（琉球舞踊重踊流　宗家）
親泊興照　先生（親泊本流親扇会　二代目家元）
玉城節子　先生（玉城流翔節会　家元）
金城美枝子　先生（玉城流扇寿会　家元）
玉城秀子　先生（玉城流玉扇会　二代目家元）
又吉靜枝　先生（玉城流いずみ会　家元）

■地謡
琉球古典音楽安冨祖流絃聲会
照喜名朝一　先生（人間国宝＝重要無形文化財「琉球古典音楽」保持者（各個認定））
西江喜春　先生（人間国宝＝重要無形文化財「組踊音楽歌三線」保持者（各個認定））
他

■琉球舞踊「浜千鳥」とは…
1880年代末に玉城盛重が振り付けたとされる雑踊（ぞううどぅい）で、琉球舞踊の中でも人気の高い演目のひとつ。
故郷を思い愛しい人を偲ぶ気持ちを、浜辺で悲しそうに鳴く千鳥に託した踊りで、かつて遠い異郷の地で多くの移民を慰めた。

■企画・制作　沖縄芸能連盟
■許可のない上映・転載などを固く禁じます。