Скачать или смотреть PythonライブラリノックDay054 外部ライブラリ

Pythonのライブラリの紹介です。それぞれの説明と使用例は以下になります。

L 160. Hydra（柔軟な設定管理）
Facebook製。Pythonアプリケーションで 柔軟な設定管理 を可能にする強力なライブラリ。
設定ファイル（YAML）とCLIを組み合わせて、実験の管理やパラメータチューニングが容易になります。

▼主な機能
設定ファイル（YAML）ベースの階層的な設定
CLI引数で設定値を上書き可能
実行ディレクトリの自動生成（ログ・出力管理に便利）
複数の設定ファイルの合成（Compose機能）

▼使い方（例）
▼main.py
import hydra
from omegaconf import DictConfig

@hydra.main(config_path="conf", config_name="config")
def main(cfg: DictConfig):
print(f"Hello {cfg.name}, your score is {cfg.score}")

if _name_ == "__main__":
main()
conf/config.yaml:

▼yaml
name: Alice
score: 95

▼実行:
python main.py name=Bob
＃ =＞ Hello Bob, your score is 95


L 161. Fire（CLIライブラリ）
Google製。関数やクラスを渡すだけで自動的にCLIが構築される、超シンプルなCLIライブラリ。

▼主な機能
関数/クラス/オブジェクトを自動的にCLI化
面倒な引数処理が一切不要
とにかくコードが短くて済む（1行でも動作）

▼使い方（例）
import fire

def greet(name="World"):
return f"Hello {name}!"

if _name_ == "__main__":
fire.Fire(greet)

▼実行:
python script.py --name=Alice
＃ =＞ Hello Alice!


L 162. Click（CLI構築ライブラリ）
Flaskと同じ開発チームが作成した、Pythonicで柔軟性の高いCLI構築ライブラリ。装飾的にコマンドと引数を定義できます。

▼主な機能
デコレーターでCLIコマンド定義
サブコマンドのネストに対応
入力プロンプト・確認などのUIも整備
カスタム型、エラーハンドリングがしやすい

▼使い方（例）
import click

@click.command()
@click.option('--name', prompt='Your name', help='The person to greet.')
def hello(name):
click.echo(f'Hello {name}!')

if _name_ == '__main__':
hello()

▼実行:
python script.py
＃ Your name: Alice
＃ =＞ Hello Alice!