大阪にレコードファンの新たな“聖地”　「サブスクで拾えない音まで拾っている」店内には若者の姿も　『ＨＭＶ ｒｅｃｏｒｄ ｓｈｏｐ心斎橋』（2024年3月11日）

大阪の心斎橋に、レコードファンの新たな“聖地”が誕生です。

　（記者リポート）「店内には見渡す限りレコードが並んでいて、ビートルズなどのロックンロールに、ジブリなどのアニメソングも充実しています」

　大阪の心斎橋に３月８日にオープンした「ＨＭＶ ｒｅｃｏｒｄ ｓｈｏｐ」。ジャズにソウル、ロックはもちろん、有名映画のサウンドトラックなど約５万枚を取り揃えています。ＨＭＶのレコードショップとしては関西初進出。日曜日（１０日）の店内には、意外にも若者の姿が目立ちました。

　「洋ロックが好きで、いいものがあるかなって。（音に）厚みがあるんですよ。サブスクで拾えへん音まで拾っているんですよね」
　「音楽だけじゃなくてジャケットとかの楽しみ方もあったりして、それがおもしろいところです」

　さらに、アメリカから訪れた人もいました。話を聞いてみると…

　「何年か前に竹内まりやの『プラスティック・ラブ』を聞いた。山下達郎も好きですし、この時代の他のアーティストも好きです」

　インバウンド需要の高まりを受け、値上がりしている作品も増えてきているということです。寺山修司の劇中音楽などをつくっていたアーティスト「Ｊ・Ａ・シーザー」のライブ盤は、１９万８０００円。

　（ＨＭＶ ｒｅｃｏｒｄ ｓｈｏｐ心斎橋　西村学店長）「（Ｑなぜ約２０万円もする？）当時の生産量もかなり少なかったと思いますし、この盤を求める人が異常に多いのも一つの要因なのかなと思います」

　音楽ファンの新たな”聖地”になりそうです。

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