Mrs. GREEN APPLEの『インフェルノ』をカバーしてみた/アニメ『炎炎ノ消防隊』OP主題歌【虹色侍】

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こちらの楽曲が、カバーEPに収録されてます!
the cover e.p. by Zuma「REIMAGINED」5.10 Release!

https://lnk.to/REIMAGINED_Zuma

トラックリスト:
1. インフェルノ(Mrs. GREEN APPLE)
2. 酔いどれ知らず(Kanaria)
3. ドラマツルギー(Eve)
4. カタオモイ(Aimer)
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こんばんは、バランです。今回はMrs. GREEN APPLEの『インフェルノ』をカバーということですね。
TVアニメ『炎炎ノ消防隊』オープニングにも使用されています。皆さんいかがでしたか?
もちろん本家も素晴らしい楽曲ですけど、こっちはこっちで引けを取らないくらい僕は好きですよ。ええ。
というか、冷静に考えてこの曲を2本のギターだけでやるのってめちゃくちゃすごくないですか?
『本家がバンドサウンドで表現している音の起伏を、2本のギターだけでも出せるように工夫してみた』というのは
今回ミックスをしていただいた二宮 楽さんから聞いた言葉ですが、さらっと凄いこと言いますよね。
音楽に詳しくない僕でもすごいことをしているのは分かります。はい。
また、『この曲をギターだけでやろうと思い切れるのは、ずま君の歌唱力があってこそで、ラストのずま君のシャウトとギターの掛け合いもいい感じになった』ってことで
相変わらずの2人のアーティストの共感覚は健在でした。
今回の作品に関しては、なんというか、色々なものが一つにぎっしり詰まっている感じがしますよね。
もちろんオケも今書いた通りめちゃめちゃすごいんですけど
ずま君のボーカルに関しても、非常に様々な要素がちりばめられているように聞こえます。
温かさや冷たさの他にも、張り上げる地声や張り上げないハイトーン、裏声やシャウト、ウィスパーボイスやエッジボイスなど
1曲で何度美味しいかわからないレベルの作品です。褒めすぎだけど良いんです。是非ヘビロテしてください。
ちなみに、ずま君曰く『ジャンルは全く違うけど、歌詞のリズムがAK-69さんに似ているところがあったので、全くHIPHOPでは無いにも関わらず
リズミカルにかっこよく聞こえるのはそういう理由なのかもという気付きがあった』だそうで、ジャンルを超える類似性を発見していたそうです。こっちはこっちでサラっとすごいことしてんな。うん。
皆さんも、このお話を前提にもう一度聞いて、発見を共有してみてください。音が楽しいですよ。はい。

それにしても、先ほど『今回の作品には色々なものが一つにぎっしり詰まっている感じがする』って書いたんですけど
それは音源だけでなく歌詞にも同じことがいえると思うんですよね。ええ。何度でも味わえる、非常に素晴らしい歌詞だと思いました。まさに『光炎万丈長し』ってやつですね。はい。
ここから先の解釈は、音楽に詳しくない僕が勝手に言ってることなんで、全く的外れだったらそれは申し訳ないんですけど
今回の歌詞は非常に含蓄に富む、多くの解釈や比喩の可能性をもったものだと思うんです。
基本的には、大きなテーマとして『永遠は無く、終わりは有るが、後悔や苦しみを抱えながらも、それでもやっぱり前を向いて歩いていく』みたいなことだと思うんです。
で、もちろんそのテーマを直接的に
『永遠は無いんだと 無いんだと云フ』のように表現するところもあるのですが
そこに加えて、"炎に関する様々なメタファー(隠喩)"を用いて表現されているものだと感じました。

どういうことかというと、例えば簡単なところでは『地獄じゃ あるまいし』という歌詞は、恐らく『インフェルノ』の意味である
『地獄の業火』を表していますし、『僕らは 命の火が』というフレーズは
恐らく『命のろうそく』というお話をもとにしているのではないでしょうか。
この『命のろうそく』のお話の舞台は、地獄ですので、インフェルノとも筋が通りますからね。違うかな。

更にいうなら、
『ここは業火の中だが 傷跡がヒリつき只
水面が立つ光の方へ 手を取るは新しいメモリー』
という歌詞で『水』が出てきますが、これは『水火の攻め』の比喩なのかなって思いました。
『水火の攻め』とは、『水を浴びせたり、飲ませたり、火で焼いたりする拷問』のことですけど
地獄の鬼が行っていたという記録も残っているそうですし、太平記や平家物語にもその描写があるようです。
今回の歌詞でも『云フ』のように、歴史的仮名遣いがされていますから
こういった古文書がモチーフであったりするのは、あながち突拍子もない発想ではないのかなって思うんですけど、どうですかね。
恐らく『光の方へ』とか『新しいメモリー』という前へ進むことを肯定的、挑戦的に表していることから
前に進むこと自体が拷問のように辛いとか、やる気に『火が付く』ことと『水を差される』ことを繰り返す辛さを『水火の攻め』で例えているっていう感じでまとめることもできるのかなって思います。ごめんなさいね大して詳しくも無いのにこんなこと言って。

ちなみに、地獄といえば有名な『等活地獄』っていうのがあるんですけど
簡単に言うと、獄卒に身体を切り裂かれ死にます。で、死ぬんですけど、獄卒に『活きよ、活きよ』と声を掛けられると元の身体に生き返るんです。で、また体を切り裂かれるっていうのを
めっちゃ長い間繰り返す地獄です。どれくらい長い間かって?1兆6653億1250万年だそうです。いや1兆て。小学生でも思いつかないスケールですね。はい。

さて、地獄の例え以外にも様々な比喩が隠されているかもしれないので、恐れながらも勝手に紹介してみますね。
がんばって考えたから、当たってなくてもあまり僕のこといじめないでほしいです。ええ。

まずは、『夢は安泰な暮らしだが 刺激不足故にタラタラ』という歌詞があります。
刺激的な日々と平穏な日々を『無いものねだり』する心情が、この引用部分以外にもいくつか描かれているんですけど
これに関しては、『人間は絶えず変化することがない』ということを表している気がしたんです。
で、もしそうだとしたら、古代ギリシアの哲学者『ヘラクレイトス』さんが残した格言『万物は流転する』を想起できます。
ヘラクレイトスは、万物の根源を『火』と主張した有名な哲学者ですので
今回の炎の隠喩として用いられても、そんなにおかしくないと思うんですけどどうでしょうか。

他にも、『知識不足故に ハラハラ』というフレーズがあります。
そして、人類が知識不足ゆえにハラハラするものを表す言葉として
『プロメテウスの火』という言葉があったりするんですよね。
これは、古来にプロメテウスがゼウスという神様から火を盗んだというエピソードから転じて
『人間の手にあまる、時にはリスクにもなる技術』のことを指します。へえ。
知識不足ゆえにハラハラする技術ってことですよね。これは結構な一致率だと思うんですけどどうでしょうか。だめですか。
ちなみに、プロメテウスがゼウスから火を盗んだ際、植物のウイキョウでできた袋に入れるのですが
そのウイキョウの花言葉は『強い意志』とか『精神の強さ』だそうです。
このあたりも、歌詞の最後で強く主張されている
『僕らは命の火が消えるその日まで 歩いてゆく』というフレーズと当たらずとも遠からずかなとか勝手に思ったりします。はい。

それから、よく知識不足のことを『頭がスカスカ』見たいに言ったりしますけど
ヒエログリフの読解で有名な学者アタナシウス・キルヒャーが残した絵に
『地球は中身がぎっしり詰まっているわけではなく、スカスカで空洞である』
ということを書いたものがあり、そのタイトルが『炎の運河』というんですって。
もしかすると、そことのダブルミーニングもあったのかもしれませんね。違うかもしれないけど。はい。
更に、『絵』での比喩で言えば、次の歌詞も非常に興味深いです。
『夜空が分かつ 導の方へ』っていうフレーズです。
夜空が二つに分かれるって、中々に含蓄に富んだ表現だと思うんですけど
この歌詞を見たとき、僕は最初にゴッホの『糸杉と星の見える道』の絵の光景が浮かびました。
ご存じない方も是非画像検索してほしいんですけど、藍色のような独特の色遣いの夜空が、マジで2つに分けられています。
しかも、モチーフとしては『新と古の分断』というものがあるらしく、未来と過去を対比している歌詞にも、親和性が高い気がするんですがどうでしょう。
また、夜空を分けているのは『糸杉』っていう植物なんですけど、どうやらゴッホはこれを古代エジプトの『オベリスク』になぞらえていたそうなんです。
で、オベリスクっていうのは古代エジプトの太陽神ラーを祀る記念碑だそうで、太陽神ラーは炎で出来ているんですって。ここにも炎が出てくるんですね。
ちなみに、『糸杉』の花言葉は『不死』『再生』だそうですけど、これが『等活地獄』を表しているとしたら、地獄のお話ともつながるのではないでしょうか。さすがにこじつけ過ぎかな。
あ、そうそう。この絵を書いたゴッホは別名『炎の画家』とも呼ばれているんですって。嘘じゃないよ。
で、今、太陽神が出てくるクダリがあったと思うんですけど
仮にこの話がマッチしているとしたら『風船もいつかは 萎むか割れる』の風船も
太陽を表しているんじゃないかなって思います。
もちろん、感情のキャパシティとか、堪忍袋とか、そういう解釈もできるんですけど
さらにダブルミーニングとして太陽を比喩していたのではないかと、僕はそう思いました。形も似てるし。うん。
それに、太陽も大体50億年後には寿命を迎えて縮んだり、超新星爆発のように割れたりするし
今回は炎を導と関連させてますけど、例えば昔の和歌のように"火"と"日"を掛けているとしたら、例えば夕日(太陽)に向かって走ったりするもんね。
だから太陽の比喩があっても全然おかしくないと思うんですけど、どうでしょうか。

はい。こんな感じで物凄く独自の解釈をこれでもかって入れてみたんですけど、皆様いかがでしたか?
是非この動画をきっかけに、歌詞を解釈してもらって、楽曲の感想のついでに面白い考察があればコメント欄で教えて下さると助かります。
僕の貧弱な、それこそ爪に火を点すような知識量ではこれが限界でした。お待ちしてます。さようなら。

(バランより。)
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▽原曲はこちら
   • Mrs. GREEN APPLE - インフェルノ(Inferno)  

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