孫との関わり方 やってはいけないこと2つ

Описание к видео 孫との関わり方 やってはいけないこと2つ

孫というのは本当にいとおしい存在で、かわいくて仕方がないと思います。おじいさま、おばあさまになったことの喜びがあると思いますが、孫といい関係でいるために、絶対守ってほしいこと、やってはいけないこと2つを家族心理学の立場からお伝えします。

私は大学の教員で、
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自分の子どももかわいいですが、孫には特別な思いがあると思います。自分の子どもは必死に育ててきましたが、孫となると育て方に余裕があるので、自分の子どもを育てた時とは異なる視点で見ることができます。子どもの親からすると、おじいちゃんおばあちゃんは孫を甘やかすと思っているかもしれませんが、今回話すのは、甘やかしてはいけないとか、甘やかしてくださいとか、そういった次元ではなく、もっと根源的な重要なポイントです。子どもの親は、ある程度、おじいちゃんおばあちゃんが甘やかしているのはしょうがないなあとかの許容範囲はあると思うのですが、親であっても気付かないこと、おじいちゃんおばあちゃんがやってはいけないことです。

この動画をご視聴の方は孫がいるおじいちゃんおばあちゃんの立場の方、あついは、子どもの親の立場の方がいると思うのですが、子どもの親の立場の方でしたら、おじいちゃんおばあちゃんがやってはいけないことをしたら、ちゃんと阻止していただけたらと願っております。
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祖父母が孫にやってはいけないことの一番重要な点は、孫に対して親以上の「勢力」というか「権力」をふるうということです。ちょっとぴんと来ないかもしれませんので、実際のカウンセリングで対応した例をお伝えします。子どもが不登校になっている親面接です。子どもとカウンセリングしているのではなく、子どもの両親とカウンセリングをしていました。その家族は子どもは高校生できょうだいがふたりで、ふたりとも不登校です。そのご家族は、会社を経営されていて、おじいちゃんが社長、おとうさんが常務なんですね。会社では、おじいちゃんはおとうさんより権力をもっていることになりますよね。おじいちゃんは孫二人がとても優秀な子たちだとわかり、とても期待をかけていました。中学校の頃から、あそこの高校へ行けと孫に対して進学校に行くように直接アドバイスしていました。孫たち二人はおじいちゃんの期待通りの高校に入りました。次におじいちゃんは、孫たちふたりに、あそこの大学へ行けとアドバイスするようになりました。孫たち二人は、おじいちゃんの希望通りの高校、進学校に行くことができたけれど、大学は期待通りにいかなそうでした。高校に入ってだんだんやる気をなくし元気がなくなっていき、最終的には学校に行けなくなってしまいました。不登校は悪いことではないのですが、孫たちが元気がなくなっていくことに対しては援助する必要があります。

カウンセリングの秘密保持のために、そして話をわかりやすくするために、大学名を現実の話とは別にして説明しますね。おじいちゃんは孫に「ハーバード大学に行け」あるいは、「東大に行け」というのです。でも、お父さんお母さんは、こどもが「美大」に行きたいことを知っています。しかし、おじいちゃんが孫に「ハーバードに行け」といっている時に、お踏査の母さんは黙っていて何も言いません。

この時に、孫(子ども)に見えている景色というのは、おとうさんおかあさんが何も言ってくれないと言うことは、おとうさんおかあさんは自分をかばってくれないのだなと感じてしまいます。おとうさんおかあさんはおじいちゃんに頭が上がらないのだな、とか、おとうさんおかあさんはおじいちゃんの言うことを聞かなければいけない立場なんだなと理解します。頭で理解するというより、肌感覚というか体感覚の理解です。だから、子どもは親を守らなければならないと理解して、おじいちゃんの言う通りになろうとがんばるのです。がんばって成果が出せるがんばりであれば、問題が表面化しませんが、子どものキャパを超えていると、子どもは罪悪感や無力感にさいなまれることになります。

なので、おじいちゃんおばあちゃんは、親を超えて、勢力を使ってはいけません。このように会社を経営しているおじいちゃんが家族の中でも、会社と同様に指示を出したりすることは孫が苦悩することになります。別に、会社を経営していなくても、おじいちゃんおばあちゃんが、孫本人や親の考え方を理解せずに、勝手に孫に指示を出してはいけないのです。ほんの些細なことでもそうです。おじいちゃんおばあちゃんが孫に「こうしなさい」という指示を出すことは、親の考えや方向性ときちんと一致しているのかを確認する必要があります。たとえば、「勉強しなさい」とか「早く寝なさい」という指示すらも、親より大きな影響力をもってすべきではありません。親が、「勉強しなさい」とか「早く寝なさい」といった後に、おじいちゃんおばあちゃんが、補足するとか、手伝うとかという順序でなければならないのです。

やってはいけないことの2つ目ですが、親が「勉強しなさい」とか「早く寝なさい」とか言った時に、それに反することは行ってはいけません。たとえば、「勉強なんかいいから、元気でいてくれてたらいいから」とか、「明日は休日だから、もうちょっとテレビ見させててもいいでしょ」とか、別の意見を親に言う、あるいは、孫本人に言うのはやってはいけないことです。孫は混乱します。親の言うことを聞けばいいのか、おじいちゃんおばあちゃんがそういうからいいかな、とかですね。親は自分の子どもがおじいちゃんおばあちゃんの言うことを聞いてしまって、自分たちの指示が通らないことは困ってしまいます。子育ての責任はあくまでも親にあるので、おじいちゃんおばあちゃんは自分が子育てしてきた経験を教えたい気持ちはやまやまですが、親に任せるべきであり、主導権をとってはいけません。おじいちゃんおばあちゃんは親の子育て方針のサポートをするのであって、意見をする立場ではないと思います。もし、意見を求められ場合は言ってもいいと思いますが、求められないのなら、見守りましょう。孫がよりよく育ってほしいと思うのなら、親をサポートしましょう。孫へは間接的なサポートであるべきです。サポートというのは、親の話を聴いてあげたり、ご飯を一緒に食べる機会があるなら、時々はおじいちゃんおばあちゃんは美味しい料理を作ってあげたり、親が忙しいとき、孫と関わってあげたり、ですね。

最後に、おじいちゃんおばあちゃんが孫を甘やかしていいのは、親が子どもにそうしてあげたいのだけど、時間がなくて余裕がなくてできないとき、おじいちゃんおばあちゃんが手伝ってやってあげる場合です。たとえば、子どもがハンバーグが食べたいという時に、親は時間がないので肉と野菜の炒め物をつくる場合、おじいちゃんおばあちゃんがハンバーグを作ってあげる、ということであって、親の意向を無視して甘やかすのではないと思います。なので、おじいちゃんおばあちゃんがアイスクリームやケーキを食べさせたいと思ったら、必ず、親に食べさせてもいいかを訊いてください。

おじいちゃんおばあちゃんが孫といい関係であるためには、親といい関係であることが大切になります。なので、やってはいけないことの2つは、親以上に孫に影響力を与えないこと、親と違う考えで孫に関わらないということの2つでした。

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