WAGNER Götterdämmerung : Finale Brünnhilde's self-sacrifice 神々の黄昏

Act III Scene 3: Finale Brünnhilde's self-sacrifice
ブルンヒルデの自己犠牲

Metropolitan Opera Chorus
メトロポリタン歌劇場合唱団
Metropolitan Opera Orchestra
メトロポリタン歌劇場管弦楽団
James Lawrence Levine
ジェームズ レヴァイン
(1990)

四夜にわたる長大で壮大な悲劇のラストです。
ブルンヒルデはヴォータンが言った通り勇敢で聡明でした。
それにしてもジークフリートは能天気すぎて英雄といえるのか疑問ですよね。

最後に神々にお仕置きしたのが火の神ローゲです。
元をただせばローゲが余計なことを言ったからだと思うのですが・・・

***** 2024 07 14 追記 ******
コメントがあったので説明不足だった部分を補足しておきます。
メトロポリタンの演出は、極めて伝統的なものです。
日本人にとって、ワーグナーの作品は演奏される機会も少なく、
観たことも聴いたことも無い人が多いと思うので、
もしこの作品を初めて聴く日本の方であれば、
メトロポリタンの伝統的な演出が最適だと思います。
物語の雰囲気に慣れてから、最新の演出を見るほうがいいでしょう。
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あらすじ
【序幕】
ジークフリートは愛の証としてブリュンヒルデに指輪を渡し、
新たな勲を求めてライン川に向けて旅立つ。

【第1幕】
ギービヒ家を利用して指輪を奪還しようともくろむハーゲンは、
グンターとブリュンヒルデ、グートルーネとジークフリートを
結婚させようとします。
ハーゲンがジークフリートに「忘れ薬」を飲ませます。
記憶をなくしたジークフリートは、ブリュンヒルデから
指輪を奪いとり、ハーゲンに彼女を拉致させます。

【第2幕】
ブリュンヒルデは裏切られたと勘違いし、
ハーゲンにジークフリートの弱点は背中だと教えます。

【第3幕】
ハーゲンが記憶を取り戻したジークフリートを殺します。
ラインの乙女たちから真実を聞いたブリュンヒルデは
指輪を奪い返し、自らの身をジークフリートともに
炎に投じて指輪をラインの乙女たちに返すこと、
そして父であるヴォータンが恐れていることを
成就することを決意する。
炎の中で溶けた指輪は呪いが解け、ラインの乙女たちのもとに戻る。
そしてハーゲンはラインの乙女に水の中に引きずり込まれる。
ブリュンヒルデとジークフリートを焼く炎は天上まで登り、
ヴァルハラ城を焼き崩し神々の支配の終焉と
人間族の世の始まりを暗示する。

ハーゲンはアルベリヒの息子だという噂がありますね。