杮落し/小林私

こけらおとし

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9/30はピザの日らしいです。(なんで？)
キングに「小林さん、ピザの日に杮落しの弾き語りアップロードしませんか！？」と打診され、事務所で撮りました。(なんで？)

この曲自体とピザはあんまり関係ないんですが、ミュージックビデオにピザが出てくるんですよね。だから、というのもよく分かりませんが、杮落しの弾き語り動画は切り抜きにしかなかったし。

今までなぜ弾き語り動画がなかったかというと、書いてから、あんまライブ向きの曲ではないな～とは思っていたからです。
それからSAKURAmotiさんにアレンジいただいたものがめちゃくちゃ良かったもんで、今後もライブでは気が迷った時にしかやらないんじゃないでしょうか。だったら動画くらいはね。

余談ですが、今日アップロードしなければいけないとずっと頭の片隅には置いていて、予約投稿せんとな～とは思ってはいたんですが、昨晩ポケモンの図鑑をひたすら埋めて「あとはバイオレットのみ出現のやつと、通信交換でしか進化しないやつだけ！」というところまでいって、目が覚めたらこんな時間になっていました。驚きです。

さらに余談ですが今日の25時から放映される「ラグナクリムゾン」というアニメのEDに、「鱗角」という書き下ろしの楽曲が起用されています。1話ってED流れるっけ？流れんかも。1話ってぬるっと始まって最後にOPが流れがちじゃない？ま、今後どっかで流れるんで、その時はよしなに。

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「杮落し」

作:小林私

手を伸ばせば暮らしに届く住み処に居続ける危うさを
僕は時折考えている、暖房の効いた部屋で
伸ばせるだけ伸ばした直径が身の程と知っていても
いいからといえ目を背けないなら辿り着ける

場所があるような、ないような
薬を飲むのも上手くなったからこの痛みはすぐに引くよ

鈍感な人生賛歌に傾倒してる体の今ある位置を探る
柔い布が暖かい陽射しを浴びて
痛快な箴言さんざめく閉口しても運動になるから
意味のない言葉を連ねて漂わせる、首を長くして

要するにどうもしたくない現状を延命する為の病床を
上限まで借り切っている足の先がまた遠くなっている
超常現象、生存本能、先攻後攻など虚しく空を切っている
見る・知るを飛ばし居る時分の皮膚は尚、乾燥してるから
鈍く重い風にも気が付かないので半袖にしたら切り傷に沁みる
忌み嫌われたこれが痛みという時代にそぐわない過去の産物へ
期待のない怒りだけ残っている

程なくと本題の屑に躓いて起き上がる地面の味

韜晦した厭世さながら
本末転倒に幸福が遠ざかるような呼吸をしている者
その誤解を解したい、尊大な態度が今まで鼻についていたの

泥にまみれた虫の足音、渋柿を食べているアスファルト
人生はまだこんなもんじゃないと手近にある全て抱きかかえよ

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