無垢床の仕上げは何が良いのか?

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今回は、無垢材の仕上げについて解説します。

無垢材の仕上げに関しては、大きく3つの種類があります。1つ目は無塗装です。木を綺麗に削って製材されてフローリング状にした、木地そのままというパターンです。2つ目が、ウレタン塗装という処理をしたもの。そして3つ目がオイル塗装です。

無塗装は、文字通り木そのままなので、木の削った表面をそのまま楽しむ感じです。

多いのはウレタン塗装です。多くの大きな日本の建材メーカーさんが出している「複合フローリング」というものでも、表面にウレタン加工がされているものが多いと思います。ポリウレタン、正確にはアクリルポリオール樹脂のことを、はしょってウレタンと呼んでいます。

この特徴は、仕上がりがとても綺麗なことです。ピカっとした仕上がりも、少しマットな半ツヤみたいな仕上がりにもできます。そして何より、耐久性が上がります。

木の表面にウレタンの塗膜を作るので、木材自体が守られて強くなるんです。その結果、少し水が零れてもすぐ拭けば問題ないし、傷にも強くなります。また、多少の熱いものを置いても、木地の素地そのものに比べると随分強いと言われています。

ウレタン塗装には水性と油性の2つのタイプがあります。水性タイプのウレタン処理が一番扱いやすく、比較的安いです。一方の油性は、施工時の臭いや取り扱いが難しい点があります。しかし、水性よりも油性の方が強いと言われています。さらに、特に油性ウレタン塗装には1液型と2液型があります。2液型の方がより強いと言われています。

いい所ばかりに見えるウレタン塗装ですが、ウレタン塗装は劣化するという点があります。技術的にいろんな革新があって、ウレタンの種類にもいろんなタイプがあると思いますが、私の経験ではそのような印象です。大体10年は何ともないかなと思いますが、15~20年ぐらい経つと、表面が劣化してパラパラになる印象があります。

もちろん手入れの仕方の影響もありますから、ワックスをマメに塗っている場合はまた違います。しかし、ワックスって忘れがちになるじゃないですか。そうすると、南側の日当たりがいい所は紫外線劣化が進んで、ウレタンがめくれるようなこともあります。

私はあまりウレタンが好きではないというか、例えば自分だったらリビング・ダイニングに使いたくないなと思うのは、樹脂の宿命かもしれませんが、表面温度が冷たく感じるからです。

木の断面には小さい空気の層があって、それを無垢の木は抱えてくれています。このおかげで、例えば気温がすごく下がった時にその上に素足を乗せてもヒヤッとしないんです。

お布団の上に足を置いても冷たくないですよね。あれはなぜかと言ったら、お布団の綿に十分空気を含んでいるからです。その下の温度を取らないし、表面温度もそんなに低くなりません。

しかしウレタンを塗ってしまうと、せっかくそういう特性のある無垢の木なのに、そのような冷たさが残ってしまいます。

私は家ではあまり靴下を履かないタイプなんですけど、この体型なので汗っかきなんです。冬場は乾燥しているのであまり感じないですけど、夏場の湿気の多い時には、足の裏がニチャニチャするような不快感、表面のベタつきを感じます。個人の好みの問題でもありますが、ウレタン塗装にはそういった特性があります。

私は、無垢材の仕上げにはオイル塗装がいいと思っています。文字通り、植物由来のオイルを塗って仕上げたものです。当然無垢の木は植物ですから、植物由来の油とは親和性が高いです。グーッと拭いていくとジワーッと染み込んでいきます。

木も人間の皮膚と同じで、水分や油分がなくなるとカサカサしてしまい、劣化しやすくなってしまいます。しかし、このオイルを塗ることで、木の潤いを保つことができます。

オイル塗装にもいろいろありますが、私たちの周りでよく使われているし、私自身も使ってよかったなと思うものを何点かご紹介します。

まず一番メジャーで人気のあるもので、「オスモカラー」があります。これはドイツの商品で、原材料としてはひまわり油や大豆油など、食べられるものが使われています。化学的なものではないので、オスモを塗った家具や床に赤ちゃんがハイハイしても安心です。

「オスモカラー」と言うぐらいなので、色目のバリエーションも結構あります。ですから、木地の色をそのままに活かしたければクリアを選べばいいですし、もう少し濃い色にしたいと言う場合は、それが茶の方向なのか、黄色味なのか、薄いグリーンなのか、お好みに合わせて色を選ぶことができます。非常に広いカラーバリエーションがあるため、非常に人気のある商品です。

また、例えばYouTubeの動画でも、オスモ社公式のものはもちろん、実際にこの商品を使った人たちが「このように塗れば、こんな仕上がりになる」などといった動画をたくさん展開しています。ですから、商品の扱い方や仕上がりについて不安がある場合は、そういった動画を見ていただくといいと思います。

さらに、無垢材を出荷するメーカーさんには、工場でオスモカラーを塗った状態で出荷してくれるところもあります。それを現場で大工さんが施工していくと、木材を打ち付けた瞬間からオイル塗装が完了した状態になります。これは非常に人気があるし、工場塗装のものはムラなく綺麗に塗れているので、仕上がりも綺麗になるという利点があります。

もう1つ人気があるのが、「リボス天然塗料」というものです。これもドイツ製です。なんと、リボスの原料は亜麻仁油だそうです。亜麻仁油って結構高いですよね。亜麻仁油はオメガ3を含んでいて、口に入れてもっと健康になるようなものです。

それを原料にしているからなのか、これはアレルギーのある方にすごくいいと言われています。アレルギー反応が少ないそうです。皮膚に敏感な方や、オイルは心配という方は、リボスが結構おすすめです。

リボスの特徴として、針葉樹と広葉樹、それぞれの種類の木に対応した製品がある点があります。

針葉樹とは、一年を通じて葉が落ちない木で、パインやスギ、ヒノキ、ツガ、スプルスなどがあります。これらのような白木っぽいものが特徴です。針葉樹には、リボスの中でも「メルドス」という専用のワックスがあります。針葉樹は比較的吸い込みがいい印象があり、このワックスが適度に浸透する感じ、サラサラとした感触をもたらします。

一方、広葉樹は季節により葉が落ちる木で、ナラやタモ、ケヤキなどがあります。最近流行りのウォルナットやチークも広葉樹です。堅木とも呼ばれ、堅くて木目が綺麗なのが特徴です。こういった広葉樹用の製品としては「アルドボス」があります。

このように、木によってワックスの使い分けができる点がリボスの魅力だと思います。

3つ目が、これは私が好きなメーカーさんなんですけど、「クライデツァイト」です。日本ではプラネットという会社が共同で展開しており、「プラネットカラー」とも呼ばれています。

私がとても仲良くさせていただいている銘木屋さんや、そういうことに詳しい人たちからも、「クライデツァイトのラッペンワックスがとてもいいよ」と聞きます。特にテーブルに一枚板を使った時などにも、ラッペンワックスを塗るといい感じになります。

古い無垢材の家具なども、このラッペンワックスで磨くと蘇ります。あらゆる場所で使えるアイテムです。例えば、無垢材のフローリングで、ロットの問題なのか、美装工事で丁寧に拭きすぎたのか、木材の油分が飛んでしまって白っぽくような時があります。そんな時にも、このラッペンワックスを薄く塗るといい感じに収まってくれます。あまりやりすぎるとよくないので、端でテストして、ベッタリ塗らないようにしてくださいね。

おそらくこれは、原料に桐のスタンドオイルや亜麻仁油のオイルが入っているからだと思います。これらのオイルは結構揮発性が高いです。ラッペンワックスを拭いた布をそのまま放置したら、自然発火する時があるぐらいなので、取り扱いには注意をしてください。

それから、無垢のヒノキのフローリング。高いけど、でもいいんです。私は大工のせがれですが、ヒノキのフローリングが製品に出てきた時に、大工さんによってはひとカンナぐらい掛ける方がいらっしゃいます。よく切れるカンナでサッと1回だけ表面を薄く取ると、本当に木地がピッカピカになって、とても綺麗になります。

同じことをヒノキの框(かまち)にもやります。その木材を張って終わりではなく、仕上げをします。クライデツァイトから出している「グロスクリアオイル」というものがあります。これを塗ると、少しだけ色味が付くんです。ヒノキは基本的に真っ白ですが、少し色味が付くだけで何とも言えない素敵な光沢になって、とてもいいです。もしヒノキのフローリングを作る方は、グロスクリアオイルがおすすめです。

ドイツ製のものばかり紹介してきましたが、日本製のものもあります。最近注目なのがマルホンという会社の「アーバー」です。
アーバーのオイルは、エゴマや桐のオイル、米ヌカ(ライスワックス)などの自然由来成分を主に使用しています。

これは特に、針葉樹や白木によく合うと思います。針葉樹の木は水分が染み込みやすいようなイメージがあると思いますが、これを塗っておくと撥水性が出ます。ですから、お茶をこぼしてもサッと拭けば全然シミになりません。

無垢材の仕上げで、「じゃあクリアの色目が何も付いていないオイルを塗ったらいい」と考えられた方にお話ししたんですけど、クリアオイルには種類があります。全部の会社にあるかはわかりませんが、クライデツァイトでは、ベーシッククリア、ハードクリア、グロスクリアの3つがあります。

ベーシッククリアは、主に下塗りに使います。ファンデーションや化粧水のような感じで、それを塗ってから、それを下地に色々塗ってもいいというタイプです。ハードクリアは、土足のデッキのような所にも使えます。グロスクリアは万能タイプで、何を使ってもあまり問題ないような時に向いています。

このように、クリアオイルにも種類があるので、どういうお部屋・用途という所を考えて使うといいと思います。非常に個人的なおすすめですが、「大橋塗料」という会社さんがあります。オイルに関してはエキスパートの会社なんでしょうね、素朴な感じのサイトなのですが、すごい数の種類を扱っていらっしゃるし、事細かに「こういうものだよ」と書いてあります。

オイルを塗る時は、我々のようなプロに任せて塗ってもらうのもいいですが、私は、自分の家ができた時に引っ越し前に家族で塗るがはいいなと思います。

当社も、若い子たちが入社してきたら同じようなことをしています。モデルハウスや、会社の事務所を改装した時などに、若い子と一緒にオイルを塗ると、妙な連帯感と高揚があるんです。
実際に塗っていくと、床の変化がはっきりと分かり、木が喜んでいるような感じがします。

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