【閉店まで１か月】札幌・エスタにある謎の階段とは！？・・・HBC今日ドキッ！【もんすけ調査隊】（2023年8月1日放送）北海道

駅前の顔が、姿を消す・・・。

JR北海道　綿貫奏之　社長
「エスタについては、今年８月３１日をもって閉店」

JR札幌駅直結の商業施設「エスタ」は、
北海道新幹線の延伸に伴う再開発で
今月３１日に、４５年の歴史に幕を下ろす。

エスタ歴４５年の客
「残念です。週に１回くらい通っていた」
エスタ歴２０年の客
「とっても悲しい。学生の時から通っていて、仕事で辛いことがあったら、エスタに美味しいものを買いに行こうとか」

店内には、歴史を振り返るボードや、
閉店を惜しむ人たちからの手書きのメッセージも・・・

貼られているメッセージ
「そごう時代から、ずっとエスタが大好きでした」
「ありがとう！エスタ！」

札幌駅前の広場からは、大きな外階段がエスタ２階につながっている。
そこに閉店前に解き明かしたいナゾがあるというのだ。

依頼者（自転車通学さん・１０代・札幌在住）
「エスタ2階のエレベーター裏にある真っ暗な階段がどこに通じているのか調べてください！

さっそく現場に行ってみると・・・

調査員
「ありました！少し薄暗い階段があります！これは何なのでしょう？」

エスタ２階のテラスから店内に入るとエレベーターがある。
横にトイレへの細い通路があるのだが、
その途中に真っ暗な階段があった。
しかも階段の先は鉄の扉で閉ざされ、鍵もかけられている。
この階段は、いったい何なのか？利用客に見てもらうと・・・

利用客
「なんだろう。行き止まり。登れなくない？」

エスタは１９７８年に開業。
キーテナントの「札幌そごう」が出店し、
オープン初日には８万人が詰めかけた。

地下鉄の音
「ゴーーーーーーーーーーーーーー」

１９８８年には地下鉄・東豊線が開業。
改札口と店の入り口がつながり、にぎわいを増していった。しかし・・・

札幌そごう
「本当に申し訳ございませんでした」

バブル崩壊で、そごうグループの経営が悪化。
2000年に、札幌そごうは惜しまれながら閉店した。

札幌そごう
「札幌そごうを、ご愛顧いただいた皆々様に従業員一同、心より感謝申し上げます」

翌年、新たなキーテナントとしてビックカメラが出店すると、
その後も、札幌ら～めん共和国や札幌ロフトがオープンし、
エスタは活気を取り戻していった。
２０年に渡りエスタで働く加納さんは・・・

チャイニーズ厨房　黄河　加納聖子さん
「１日１日を大事に過ごして、お客様と楽しい思い出をいっぱい作るように過ごしたい」

エスタの閉店後、建物は取り壊され、
高さ２４５ｍの超高層タワーに生まれ変わる。
しかし、このまま建物を壊されては、永久に階段の謎は解けない・・・
そこで撮影をお願いしてみると・・・

なんと！特別に許可が下りたのだ！
さっそく鉄の扉の鍵を開けてもらい、調査員が入ってみることに・・・

調査員
「ではさっそく、扉の先に行ってみたいと思います」

果たして、なぞの階段の正体は？

調査員
「では、さっそく扉の先に行ってみたいと思います。扉の向こうには、階段があります。登ってみましょう。この先は、本当に真っ暗なので、スマホでライトを点けたいと思います」

暗闇の中、延々と続く階段・・・登り続けること１０分・・・

調査員
「上に明かりが見えます行ってみましょう。窓があります。窓の外には、札幌駅が広がっています。そして右手に扉が見えます」

この扉の先には…

調査員
「扉の先にはレストラン街が広がっていました」

そう。この階段の正体は、非常階段だったのだ。
非常時にだけ鍵が開き、明かりも点く仕組みだという。
まもなく歴史に幕を閉じるエスタの、最後の謎が解き明かされた。


調査依頼はこちら↓
http://lin.ee/pYvxEEm
https://www.hbc.co.jp/news/chousatai/

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