歌舞伎十八番の内 勧進帳        七代目松本幸四郎 十五代目市村羽左衛門  六代目尾上菊五郎 1943年制作

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歌舞伎十八番の内 勧進帳 記録映画 1943年制作
出演 武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)  七代目松本幸四郎
   富樫左衛門(とがしのさえもん)  十五代目市村羽左衛門
   源義経(みなもとのよしつね)  六代目尾上菊五郎

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関所を通ることはできるか、できないか。
逃げる者と調べる者の緊張感にあふれた攻防。
主君を生きのびさせるため、家来が選んだ道は。
源義経は、家来武蔵坊弁慶らと逃避行を続ける。北陸道安宅の関で彼らを待っていたのは、関守富樫左衛門。身を隠しきれない義経、主君を助けようと必死の弁慶、その強い思いにふれる富樫。ぶつかり合う三人の立場と心。終始気の抜けない名場面が続く。



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永遠に語り継がれる国宝級の映像美。

太平洋戦争の最中、昭和18年の国内では、いよいよ歌舞伎の舞台などを悠長に鑑賞している状況ではなくなっていたが、11月に「勧進帳」が東京歌舞伎座の舞台に出された。これは12月まで続演され、その24日に舞台の実況を記録した舞台映画が残った。

Amebaブログ トトやんのすべて より
羽左衛門がとんでもなくかっこいい。
この事に関しては中野翠先生の文章を引用させていただく。
富樫役の羽左衛門にもびっくりだ。この伝説的美男役者の「動いているところ」を見たのは初めて。いやー、かっこいいったらありゃあしない。「白面の貴公子」なあんて言葉が浮かぶ。黒い烏帽子に長い長い裾――富樫のあの衣装をこんなにもノーブルにエレガントに見せた人も珍しいんじゃないか?これがなんと当時六十九歳とは!(「演劇界」2010年5月号、119ページ、「歌舞伎、のようなもの」より)
69歳…ただ、残念なのはクロースアップがあんまりないところ。
もうちょっと近づいてみてみたいところだが…
たぶん良い性能の望遠レンズがなかったんでしょう。
(舞台を撮るってのは光量が確保できないので大変です)
羽左衛門…ぼくのみるところ なんかこう、「白面の貴公子」どころではなく 「妖精」とかなんとかいうレベルです。ロード・オブ・ザ・リングにでてくるような。
69歳ねえ……
ちなみにこの舞台の2年後、昭和20年に亡くなってます。
弁慶の七世松本幸四郎、
ラストの「飛び六方」大迫力…、昭和18年収録なんでもちろん音質悪いんですが、
ドンガドンガ、バランバラン…大迫力の音がしっかり残されています。
義経の六世尾上菊五郎…
この人だけはあんまり印象に残らなかった。
「六代目」といやこの人を指すくらいのとんでもない名優だということは知っているし、小津安二郎の「鏡獅子」でそのとんでもなさはよくわかってるつもりだが、富樫と弁慶がすごすぎて、あまり印象に残らない。
ああ、あと蛇足になりますが…
当然ライブ録音ですので
昭和18年当時のガキんちょの泣き声とか、くしゃみとかきこえて
けっこうおもしろいです。今生きてるのだろうか、彼らは。

Amazon カスタマーレビューより
1943年12月22日に歌舞伎座の舞台を撮影したものだが、73歳の幸四郎の弁慶がまことにすばらしい。これ以後、これほどの弁慶があっただろうかと疑われるほどで、とにかく精力に満ちあふれていて、67歳の羽左衛門の富樫が圧倒されており、その意味ではバランスがとれていないのだが、あまりに幸四郎がいい。延年の舞なんてのは余計なものだと思っていたが、幸四郎の舞はこの舞への見方を変えさせるほどで、人間がこれほど自分の体を自由自在に操れるものかと感嘆する。さすが藤間流家元である。生涯に1600回上演したのもむべなるかなである。
・・・
気に入ったところ
七代目幸四郎の役作りを観たかった。観えた。
気に入らない処
十五代目羽左衛門は何処が素晴らしいのか理解に苦しむ。姿も声もそれ程でもなく。やはり我々の十五代目と云えば片岡仁左衛門であり、富樫左衛門役者の面目躍如な処がより際立った。丈が大阪松竹座で一世一代と打った以上、当代に富樫役者は不在になった! と嘆くしか無い。
買わずとも図書館で借りたら十分だった。
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 第2次世界大戦の最中、当時女学校1年生の私は、この貴重な舞台の身体が震えるほどの感動を共有した。
 フランス人を父として生を受けたと言う伝説にふさわしい十五世市村羽左衛門の富樫は息を呑むほど美しかった。すっきりと背を伸ばし音吐朗朗と述べる科白。應じる幸四郎の弁慶の良いこと良いこと。
 六代目菊五郎の義経も気品に溢れ、芝居の中で『ただの強力にあらず』と見咎められるのは当然と、子供心にも思えたものである。
 戦争による歌舞伎座最後の公演であり、三名優の意気込みが伝わる華麗・豪快・優美な勧進帳は、当時この後は見られないであろうと思った。
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当時の雑誌(アサヒグラフ)の復刻版や演劇史の書物を図書館で読むと、国家的プロジェクトで製作された記録映画であることがわかる。DVD化されたのは戦後再編集されたもので、マスターが存在していないので、鮮明さに難があるのが唯一残念。
その後の歌舞伎にのみならず、全ての「勧進帳」をモチーフとする舞台芸術の規範となるソフト。出演者の配役も素晴らしいが、脇をかためたブレイク前の海老蔵(11代目団十郎)のこの10年後のブームを想像させるだけの存在感にも注目。監督は娯楽映画の名匠マキノ雅弘。不慣れな環境と舞台撮影には不向きな機材でで最高の見所を最善の努力で切り取っている。
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囃し方の名前詳細がわからないのが、実に惜しい。おそらく笛は、堅田喜三郎(初代・鳳声晴郷)に見える。栄蔵社中なので三味線は栄蔵だとわかりますが、唄は? ディテールから憶測すると芳村伊十郎。小鼓や大鼓も憶測は可能ですが、正解がわかりません。今後は、藤舎呂雪(太鼓)、堅田喜三郎(笛)の共演方向の超貴重映像が松竹から出されることを期待します。

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