「周波数」東西でなぜ違う?電気を“融通”するスゴい施設公開 東日本大震災がきっかけに(2022/9/15)

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東日本と西日本で違うもの。その一つに電気の「周波数」があります。一体なぜ違うのでしょうか?

15日、その「周波数」に関連したある重要な施設が公開されました。

(記者)
「静岡県の富士川にいます。この川こそが周波数の境目。川の向こう側が東の50キロヘルツ。反対側が西の60キロヘルツ」

電力の周波数は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツ。その違いについて名古屋の街の人に尋ねてみると…

(街の声)
「だいぶ前ですよね。ステレオか何かに西日本仕様と東日本仕様があって、何かが違ったと記憶にある」

「デジタル時計。昔は50ヘルツと60ヘルツの切り替えがあって。知らぬ間に60ヘルツになっていた進みすぎてしまって、それで直した」 

現在の電気製品の多くはどちらの周波数でも使うことができますが、一部の製品は今も注意が必要です。


そして15日、その周波数の「違いを埋める」ある施設の増設工事が公開されました。

(記者)
「新しくできる3号機の工事現場です。現在、地下部分の工事が行われています」

静岡市にある中部電力パワーグリッドの東清水変電所。普段この施設では…。

(記者)
「ものすごい音です。並んでいる大きな黄色の変換装置で、今まさに電気の“融通”が行われている」

ここは日本で4か所しかないうちの一つの、電気の周波数を変換して送り出す施設。

例えば西から東に電気を送るときは、60ヘルツで入ってきた「交流」の電気を、一度「直流」に戻し、50ヘルツの「交流」電気にしてから送り出すのです。この変換作業をしなければ電力の融通はできません。なぜ、こうなったのでしょうか。

明治時代、東日本では東京電力の前身の会社が、ドイツから50ヘルツの発電機を輸入。一方、西日本では関西電力の前身の会社が、アメリカ製の60ヘルツの発電機を輸入し、現在に至るまで東西で違う周波数の電気が使われているのです。


東西の電気の融通が注目されたのは2011年の東日本大震災。西日本では電気が余っていたのに、東日本に十分に送ることができませんでした。

(中部電力パワーグリッド東清水FC工事所 島本龍所長)
「既設の方は、30万キロワットあり、全体で90万キロワットに増強した。日本全体で予備率を確保して、安定運転していけると」

この変電所では2028年からの運用開始を目指し、現在の30万キロワットから3倍の90万キロワットに増強。

震災による計画停電を教訓に、全国の電力会社9社は、日本全体の融通能力を引き上げる計画です。

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