【速報】盾形銅鏡・蛇行剣の下から木棺が出土！小口板や仕切板、縄掛突起も当時の姿で

日本最大の円墳・富雄丸山古墳で見つかった、割竹形木棺（わりたけがたもっかん）を報道陣に向けて、初めて公開しました。

富雄丸山古墳から出⼟した国内最古で最大の蛇行剣、前例のない鼉⿓⽂盾形銅鏡の下に守られるように出土した木棺！？
これだけ保存状態が良好な木棺が残っていることは極めて稀！
今回遂にその木棺の発掘調査に着手しました。

【ポイント】
①木棺の保存状態が極めて良好
②縄掛突起（なわがけとっき）がある割竹形木棺は、実物資料としては初の確認例
③棺内に立てられた小口板（こぐちいた）や仕切板（しきりいた）がそのままの状態で出土

【保存状態が良好な要因として考えられること】
①木棺の上に盾形銅鏡という大きな青銅製品が副葬されていたことにより、青銅から溶け出た銅イオンがその周辺土壌にしみ出て、木製の棺を保存しやすい環境をつくったこと
②古墳の埋葬施設の粘土槨が古墳の上ではなく、古墳の中腹に作られていることにより、粘土槨の中へしみ出た水が入り込んで木棺が残りやすい環境ができたこと

【今後のポイント】
①棺内の一部に金属探知機による反応があった為、中に有機質を含め、様々な副葬品が残っている可能性があります
②何故あのような鉄剣や銅鏡がここに埋葬されていたのか、この古墳の主との関係性などがこの調査で明らかになる可能性があります

【今後の予定】
2月7日から木棺蓋の取上げ作業を行い、同月中旬より木棺内の本格的な調査を実施する予定

▼奈良市ホームページ
https://www.city.nara.lg.jp/site/pres...

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日本最大の円墳　富雄丸山古墳【4K】
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