“三笘の1ミリ”演出した「エンドライン」も出席…金沢美大で恒例の仮装卒業式 現校舎では最後に

金沢美術工芸大学で恒例の“仮装卒業式”が開かれました。今年10月から新キャンパスに移転するためこの校舎での卒業式は最後です。

（リポート）
「このキャンパスで行われる卒業式は今日で最後ですが、今年も多くの卒業生が思い思いの仮装を楽しんでいます」

学生:
「ハッピーセットの展示台の仮装です。ハッピーセットって人をわくわくさせるものなので、そういう人をわくわくさせる人になりたいという意味を込めました」
別の学生:
「アバターの仮装をしました。昔からなりたかたっていう憧れです。めっちゃ寒いです。早くお風呂入りたいです」

さらに去年、世界を驚かせた名シーンの仮装も…。

卒業生:
「（ワールドカップの）スペイン戦のエンドラインです。三笘選手の最後まで諦めずに最後までとったボールのワンシーンです。三笘選手の最後まで諦めなければゴールにつながるというところに感銘を受けてエンドラインになりました」

1日、金沢美術工芸大学で開かれた卒業式。190人の学部生と大学院生が門出の日を迎えました。毎年恒例となった仮装ですが昔からあったわけではありません。
金沢美大が現在の場所に移転したのは1972年。移転して間もない頃の映像をみると他の学校と変わらない卒業式でした。
しかし1980年代に入ると徐々に仮装する学生が増加。ユニークな服装の学生が卒業式を彩ります。流行や社会風刺を取り入れたものまで様々な仮装は県内の春の風物詩となりました。
このキャンパスで開かれた卒業式は今回でちょうど50回目。今年10月からは新しいキャンパスに移転します。

卒業生:
「4年間通ってそれなりに愛着もあるのでなかなかさみしいですね」
別の卒業生:
「新校舎に行ける下級生が羨ましいんですけど、この旧校舎で卒業式ができるのもいいなって」

キャンパスが変わっても金沢美大の伝統は後輩に引き継がれます。

卒業生:
「ぜひこの文化を引き継いで暴れてほしいなって思います。この金沢美大っていうのを金沢市とか石川県だけじゃなくて全国に知らせてもらうためにも仮装が1番いいかなと思います」

金沢美術工芸大学は来年度、デザイン科が2つの専攻になるほか、大学院では映像コースが新設され新たな一歩を踏み出します。

石川さんLiveNewsイット　https://www.ishikawa-tv.com/minnano_n...
（2023年3月1日放送）
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