#8.[MADWORLD] JACK VS THE SHAMANS：DEATHWATCH GAMES(狂気の祭典) [マッドワールド]

MADWORLD(マッドワールド , 2010)：Japanese video games
Writer：松野泰己(Yasumi Matsuno)
Lead Character Designer：山中雅貴(Masaki Yamanaka)

【Playlist】
MADWORLD(2010)：   • MADWORLD：マッドワールド(2010)  

【DEATHWATCH GAMES】：JACK VS THE SHAMANS
[STAGE]：MAD CASTLE(マッドキャッスル)
〈神秘の森のマッドキャッスル〉：深い森に囲まれた丘に建つ古城。この城はヨーロッパから移築され、高級ホテルとしてリニューアル。この度、一般公開に先駆けて、プレオープンの運びとなりました。本来一般公開の難しい地下設備をこの期間に合わせて特別に開放！
　元々リゾート地としても人気があり、一部の著名人も多数訪れています。中世の庭や威風堂々の佇まいなど、普段とは違った雰囲気が楽しめます。

※「想像上のノスタルジー」に取り憑かれた者たち（そして、それを求める者たち）による産物（虚構の具現化）としか言い表す事ができない奇妙な場所（元々リゾート地として開発されたこの場所と移築された中世の城との間に、繋がりや意味は存在しない）。だが、ヨーロッパから移築された古城に刻まれている歴史だけは正真正銘の本物である。
　
[AREA]：COURTYARD

[TARGET]：THE SHAMANS(シャーマンズ)。デスウォッチ・ランキングは49位。

【DATA】
[ジャック・ケイマン(JACK CAYMAN)]：シティ占拠後３日が経過してから「デスウォッチ」のプレイヤーとして登場し、その卓越した戦闘能力で瞬く間にランカー入りを果たす。しかし、ジャックには他の目的があってゲームに参加したようだ。現在のデスウォッチ・ランキングは53位。
１．ジャックの経歴：彼は海軍入隊後、特殊部隊の一員として、紛争地域で数々の極秘オペレーションに参加。退役後、ヴァラガン・シティ警察犯罪処理課の刑事となる（運輸大臣子女誘拐事件の捜査を担当していたジャックは、捜査方針をめぐって捜査本部と対立（彼が警察を退職することになった要因の一つ））。現在は、治安維持局管轄下のチェイサー・ギルドに登録されたチェイサー。
２．追跡：テロリストたちが占拠する島へ単独潜入し、デスウォッチ・ゲームのプレイヤーとして参加するジャックの目的。
　ヴァラガン・シティ市長からの追跡依頼を引き受けたジャックは、市長の一人娘ナオミ・アン・ボラス(Naomi Ann Borras)の行方を捜す為にジェファーソン島へ潜入（あくまでも、テロリストたちの推測）。

[エージェントXIII(AGENT XIII)]：スポンサーNo.13の代理人。ジャックの戦闘能力を高く評価した彼は、デスウォッチ・ゲームのプレイヤーとしてジャックをスカウトする。

[アマラ(AMARA)]：彼女は、ジェファーソン島へ潜入し任務を行うジャックをナビゲートしている。

[レオ・フォールモント(Leo Formont)]：デスウォッチ・ゲームの生存者。ジェファーソン・セントラル病院のER（緊急治療室）に勤務する３年目の研修医（レオのIDに記録されていた情報と証言内容に食い違いが無かった事をアマラは確認）。いくつもの幸運が重なった結果、ワクチンと銃を手に入れ、今も生き延びているのだと彼は言う。

[デスウォッチ・ゲーム(DEATHWATCH GAMES)]：命を賭けたサバイバル・ゲームの事。❝デスウォッチ❞と名乗るテロリストはジェファーソン島を占拠し、島に取り残された市民に対してゲームの開始を告げた。
１．開催期間：クリスマスまでの５日間。
２．勝利者への報酬：勝ち残った者は、その先の生存権を取り戻すだけではなく莫大な報奨金を手に入れる事が出来る。
３．ゲームの主催者：❝デスウォッチ❞と名乗るテロリスト（目的は不明）。主催者は、島中に設置されている監視カメラを使い、ゲームの成り行きを監視している（プレイヤーの得点をカウントしている。なお、スポンサーたちも同じカメラを通してゲームを観賞している）。
４．スポンサー：少なくとも13名（社）のスポンサーが、このゲームに「参加」している（無論、デスウォッチ・ゲームのプレイヤーとしてではない）。スポンサーは、契約関係にあるプレイヤーたちへ武器などの支援を行っている。
５．武器について：特に銃の保持は、一部のランカープレイヤーと❝デスウォッチ（テロリスト）❞のみに許されている。
６．デスウォッチ・ゲームの歴史（起源）：エージェントXIII曰く、数百年に渡り繰り広げられてきた、選ばれし者だけが集う「戦い」という名の宴。今大会規模でのデスウォッチ・ゲームは初めてだが、幾度となく催されてきたという。
　歴史にデスウォッチ・ゲームが登場するのは、今から2000年前のメソポタミア文明。何年も続く争いに辟易した首長たちが代表（戦士）を選び戦わせ、勝者に裁定を委ねたのがこのゲームの始まり。
７．デスウォッチ・ゲームの役割：戦い（国家の威信を賭けた戦いや単なる私闘の後始末）を必要とした時に最低限の血で贖う方法。そこにこのゲームの存在意義がある。戦いを避けたい時、または必要のない戦いと認めた時にはこのゲームを催し、「平和裏」に争いを解決してきた。
　だがジャックは、この島で暮らす人間全てを巻き込んだこのゲームに矛盾と疑問を感じていた。彼の目の前に広がる光景は、エージェントXIIIの言う「平和」な解決とはかけ離れたものだった。

[ウイルス(virus)]：テロリストたちが開発したという細菌兵器（ウイルスの潜伏期間は極めて短く、発症後に見られる主は症状は発熱と出血）。テロリストにより占拠されているジェファーソン島では「殺人ウイルス」が蔓延し、多くの市民の命を奪っていた（市民たちに死をもたらしていたのはデスウォッチ・ゲーム（市民同士、或いは「キルシーカー」たちによる暴力）だけではなかった）。
　ウイルスの存在を事前に掴んでいたアマラたちであったが、該当すると思われるウイルスを島内の空気中に確認することはできなかった。だが、不用意に感染者と思われる死体に触れないよう注意を払わなければならない。
１．殺人ウイルスの蔓延について：ジェファーソン島の市民の命を奪っていたウイルスは、島を占拠するテロリスト集団により持ち込まれたものであり、ウイルスの蔓延は人為的に引き起こされたものだった（テロリスト（デスウォッチ）は、島全体にウイルスをばら撒いた）。
２．ウイルスを散布した目的：ジェファーソン島（ヴァラガン・シティ）の市民たちをデスウォッチ・ゲームへ強制参加させる為。
３．ワクチン(vaccine)：デスウォッチ・ゲームに参加する意志を示した者には、主催者（テロリスト）からワクチンが与えられる。ウイルスに感染した者は24時間以内に死に至る為、もし生き残りたいのであれば、24時間以内にゲームにプレイヤーとして参加する意志を示すしかない。
※誰かを殺す事によって、ゲームへの参加の意志を示したと見做され、ワクチンの配給を受ける事ができる。

Thank you for watching.