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9月になり学校は新学期が始まりました。そんな中、夏休み明けは不登校になる子供が増える時期と言われています。学校に行けない――、悩みを抱える子供や家族の声に耳を傾けました。

「体が拒否反応を起こす。学ランを着て行くぞってなったときに気持ち悪くなって吐いてそれで休む」
「ストレスで夜眠れなくなった。昼夜逆転して、朝起きられなくて学校に行かない」

9月3日、大阪・吹田市で開かれたのは不登校の子供たちが、自身の経験を語る集まりです。こちらの3人は中学3年で、学校には行かず、フリースクールへ通っています。

「家族や親しい人になればなるほど相談しにくい。なんで学校に行ってないか伝えられないし、悩みを言えない、言っても理解されない」
「中学生の最初は行っていたけど夏休み終わった頃から行ってなくて」
「空け空けで行っていて、夏休みあとは完全に行かなくなった」

実は、2学期が始まったいまの時期は学校へ行きづらいという子供が増えるとされています。3人が通うフリースクールの理事長に、その理由を聞きました。

「学校に頑張って1学期に行ったけども夏休みに入って気持ちが楽になる。その分、(夏休み明けに)もう1回学校にチャレンジしないといけないときにそのしんどさがより大きく跳ね返る時期」

国の調べでは、不登校の小・中学生は1991年度で6万6000人あまり。しかし、2021年度にはおよそ24万5000人まで増え、30年で3.6倍に増加しています。
このフリースクールでは現在3つの教室を運営していますが、新たにもう1ヵ所、開校する予定です。増え続ける不登校の子供たち。

一体、どんな悩みを抱えているのでしょうか?
中学3年の七海(ななみ)さん。
小学5年の頃から自宅にこもりがちになりました。

「宿題がしんどかったのと友達関係があまり上手くいかなかった。積み重なって行けなくなった。友達に会うのが怖い。行動範囲内に学校の人がいる。先生や友達に会ったらどうしようという感じ」

未来(みく)さんは小学4年の頃にいじめに遭い不登校に。一度、登校を再開するも、中学1年の後半から再び通えなくなりました。

「学校が苦手というか雰囲気が苦手。馴染めなかったりして食べ物を食べた時に気持ち悪くなっちゃったりとかお腹が痛くなったりとか。(自分の)周りにあまり不登校の子がいなくて学校を休んで自分が悪いことをしている気持ちになっていたけど、ここに来て自分1人じゃないと思った」

こうした『不登校』となる子供について街の人はどんな印象を持っているのでしょうか?

「いまの時代はいろいろな選択肢があって、全然違うところで勉強を一生懸命する場所もあるし全然問題ない」
「学校に行かなくてもお金を稼いだり、自分でちゃんと勉強している人もいる。それぞれの価値観」「無理して行くと自分が壊れる可能性もあるので、逃げられる時はしっかり逃げてもう1回復活は必ずできると思う」と、ほとんど前向きな意見。

しかし、実際に子供が「学校へ行きたくない」と言った場合、休ませるかどうか、判断が難しい場合も。

そんな保護者の助けになればと不登校支援を行う団体と精神科医が開発したのが
『学校休んだほうがいいよチェックリスト』です。

「いつもこの季節になると親御さんから悲鳴のような相談が寄せられるが、何かちゃんと根拠があって、ここは一旦休んでいいんですよと言えるもの、みんなが納得できるものが欲しかった」

使い方はスマートフォンのLINEで、子供の1ヵ月間の様子について質問に答えるだけ。

『朝食などに時間がかかりすぎて遅刻することがあるか』や『宿題が提出できていないことがあるか』など20の質問に回答すると休ませたほうがいいかどうかの結果が表示されます。

「(子供の)心配そうな様子が見える、気になるという時、そのチェックリストを見ると、(保護者は)こういうサインに気を付ければいいというのがわかってくる」

先週土曜日
「こんにちは~」
フリースクールへやってきたのは、不登校の子供を持つ母親たちです。

「付き添い登校もずっとしていたんですけど、あまりに辛そうで(学校へ行くのを)やめようって言って」
「ずっと家にいて何もできない、無気力。好きなことを何か見つけてもらって表現できるところがあったら」

入校を考えている保護者に対し現役生や卒業生の母親2人が相談に乗ります。こちらの女性、小学4年の息子が最近学校へ行かなくなりました。

「(不登校の)当事者が書いた本を主人と私でいろいろ買って読み漁ったりネットでこういう場所を調べたり、何が正解なんだろうみたいな。(通っている学校は)不登校0を謳っていたのでどういう手段を使っても来てくださいという感じで、子供と共に私自身も病んでしまった」
「特に母親が抱えているしんどさはなかなか表に出にくい。社会的にも孤立するし、相談先もない。みんなで支えていかないといけない社会の課題だと捉えなおして、環境を調整していかないといけない」

一方、子供たちが普段から、辛い気持ちを貯め込まないようにする取り組みも重要です。学校を終えた小学生がやってきました。

ここは大阪・堺市にある『こども図書館』。本を読んだり宿題をしたり、放課後、思い思いの時間を過ごします。

「学校でしんどくなったり、家でお母さんとケンカしたりいろいろあるが、その中でフラっと行ける、いろんな大人と出会える、学校でも家でもない第三の居場所という所はすごく大切」

こちらは週に3日開いて、無料で利用できます。去年、日本財団が進める『子ども第三の居場所』という事業にも選ばれ、現在、こうした場所は全国に170ヵ所以上設けられ広がりを見せています。

「学校での友達関係の中でしんどくなってしまった子供たちはそこしかないとならない方がいい。地域の中で受け皿があったら次、また新しいことに挑戦する力になるかなと思うので、こういう場所は必要」



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