白井屋ホテル Vol.2　【目標を世界に定める】

「自遊人」編集長・岩佐十良が、実際に訪ねた宿泊施設や商業施設を、デザイン経営＆マーケティング視点で「なにが凄いのか」解説する「デザイン経営視点のビジネスレビュー」。

宿泊施設やレストランなどを経営している方はもちろん、マーケティングやPRに従事している方にもご覧いただきたい内容です。

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デザイン経営視点のビジネスレビュー　第5回
白井屋ホテル【群馬県前橋市】　Vol.2　目標を世界に定める

3回に渡って群馬県前橋市の「白井屋ホテル」を紹介していますが、2回目は「目標を世界に定める」と題して、「SHIROIYA the RESTAURANT」「SHIROIYA the LOUNGE」、さらに「SHIROIYA the BAKERY」「SHIROIYA the PÂTISSERIE」を取り上げたいと思います。

群馬県には今まで「わざわざ行きたい」レストランが少なく、どちらかというと地味なイメージがありました。いい食材はあるのに食べたいものがない。食べに行きたい店がない。そんな群馬のレストランシーンにいきなり登場したのが、世界基準でコース料理を提供する「SHIROIYA the RESTAURANT」。さらに新時代のファミレスとも言える「SHIROIYA the LOUNGE」もホテル内にオープンしています。

レストラン文化を育てていくことは、地域の食文化を守り、そして持続させることにつながり、さらには観光客を呼び込む強力なコンテンツとなります。2つのレストランは果たしてどのような役割を担っているのか。そして「the BEAKRY」と「the PÂTISSERIE」はなぜ作られたのか、考察していきます。

公開日：2022年4月3日

00:00 オープニング
01:14 50 BEST RESTAURANTSとは？
02:32 世界基準のファインダイニングが前橋に！
03:21 今まで前橋＆群馬名物といえば。
04:29 少なかった「わざわざ行きたい店」。
06:18　群馬基準ではなく「世界基準」。
07:11 特別な空間「THE RESTAURANT」。
08:25 コンソメとコンセプト
09:53 料理をざざっと。
11:46　星のや沖縄との違い。
14:00 コース14,850円は高い？安い？
17:36　繁盛店だから経営が成り立つとは限らない。
19:39 　地方の食文化を成熟させていくために。
23:33　新世代のファミレス。
28:39 メイン空間に「THE LOUNGE」がある理由。
31:22 たぶん、ギリギリのロス率。
36:25 街に面した新しい顔。
38:25　エリアリノベーション。

なお「ありのまま」をお伝えするため、取材ではなくプライベートで訪ねています。あくまで岩佐個人のデザイン経営＆マーケティング視点。広報を通していないので、施設側の意図と異なる表現が含まれる可能性や、情報の一部に誤りがある可能性もありますが、その点はご容赦いただければ幸いです。

岩佐十良／雑誌「自遊人」編集長・クリエイティブディレクター
1967年、東京生まれ。大学在学中に会社を創業し、のちに編集者に転身。2000年、雑誌「自遊人」創刊。2014年、新潟大沢山温泉に開業した『里山十帖』では、総合ディレクションを担当し「グッドデザイン賞BEST100 」を受賞。2018年に「商店街HOTEL 講 大津百町」、「箱根本箱」が開業、多数の賞を受賞。2020年、「松本十帖」を開業。2016年〜18年、21年から再び、グッドデザイン賞審査委員に着任。2017年、『Forbes JAPAN』の「地方を変えるキーマン55人」に選出される。多摩美術大学客員教授。
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