日本の般若心経(黄檗宗・唐音)を聴く

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京都の萬福寺さんで読誦している般若心経をご紹介致します。
萬福寺さんは黄檗宗の大本山ですが、黄檗宗は比較的新しい宗派で、350年前に日本に伝わりました。当時の中国の禅宗の様式を取っており、お経の発音も、他の宗派の読誦法とは異なります。

日本の伝統的な読誦法は、大半が1400年前の仏教伝来当初の中国の発音法(呉音・ごおん)です。本国では消滅した発音法が、日本の仏教文化の中で生きています。
平安時代に入ると、桓武天皇の時代に、漢文の発音は「漢音」と呼ばれる発音法にあらためられました。しかし仏教界では、呉音の発音法が継続されました(漢音での読誦法もあります。有名なのは、真言宗で詠む理趣経です。また天台宗にも漢音で詠むお経がいくつかあるそうです)

黄檗宗の読誦法は、唐韻(とういん)と呼ばれます。350年前の伝来で、なぜ唐なのかと思われるかもしれませんが、中国の僧侶さんから聞いた話では、中国の経典読誦法は、唐代から今に至るまで変わっていないとのことでした。それで唐韻と名付けられているのでしょう。また、この唐韻のことを、「唐音」または「宋音」「明音」と呼ぶこともあります。

余談ですが、現在私たちが使っている日本語は、大和言葉・呉音・漢音・唐音のまじりあったものになっています。
経…呉音(きょう)漢音(けい)唐音(きん)
行…呉音(ぎょう)漢音(こう)唐音(あん)
明…呉音(みょう)漢音(めい)唐音(みん)

他国の読誦法について申しますと、日本だけでなく漢字文化圏の仏教国、台湾・ベトナム・韓国も正式な法要では中国語でお経を唱えます。
ただし、どの国の発音も、現代の中国語の発音とは異なります。ですので、正確には「中国語での読誦」とも申せません。「漢文の日本読み」「漢文のベトナム読み」などと言うべきでしょう。

文責:加藤悦子(「サンギーティの会」事務局長)
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