神無月〜小太鼓独奏のための〜/風間 真　　Kan Na Zuki for Snare Drum Solo / Makoto Kazama

2023年10月1日に開催された「新野将之スネアドラム ワークスVol.1」のライブ映像です。

「神無月〜小太鼓独奏のために〜」は、新作公募企画から生まれた曲です。
凹凸をつけたギロのような特殊なスティックを使用して演奏します。以下、作曲者による解説です。

旧暦十月、日本各地から神々が出雲大社に集まるこの月は神無月（かんなづき）と呼ばれます。神聖な五穀を収穫し、神に捧げて感謝する季節です。この神事を音楽にしました。曲は四つの部分に分けられます。
Ⅰ.稲佐の浜（いなさのはま）
Ⅱ.神迎え祭（かみむかえさい）
Ⅲ.神在祭（かみありさい）
Ⅳ.神等去出祭（からさでさい）

この神事は現実に行われており、稲佐の浜で夜、篝火を焚いて行われる神迎え祭は幻想的です。

【風間　真】
1958年生まれ。作曲家・ピアニスト・ギタリスト。
作曲を石桁眞禮生、土肥泰の両氏に師事。
ピアノを梅谷進、松原正子の両氏に師事。
ピアニストとして受賞歴多数。
大友直人指揮の日本フィルハーモニー交響楽団と共演。


This video is from the "NINO MASAYUKI Snare Drum Works Concert Vol.1" performed on October 1, 2023.
"Kan Na Zuki / Makoto Kazama" is a new piece composed for Nino Masayuki.

"Kan Na Zuki " is a traditional Japanese ritual that is a festival to summon the gods.
This piece is played using a guiro-like stick with multiple grooves.