高知救うヒーローに…“デカレンジャー”がロケ誘致に奔走…きっかけとなった“経験”【ワイド!スクランブル】(2024年6月11日)

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 7日、戦隊ヒーロー「デカレンジャー」の20周年を記念した新作映画が公開された。そのロケ地に選ばれた高知県への誘致には、市職員に“変身”したヒーローの存在があった。

■「地域おこし協力隊」参加も…転出者続出

 戦隊ヒーロー「特捜戦隊デカレンジャー」の放送20周年を記念して作られた映画が7日に公開された。この映画製作に強い思いを持って臨んだ人がいる。

高知市地域活性推進課
地域おこし協力隊
吉田友一さん(41)
「映画の力を借りながら、地域活性ができたらいいなというのが最初の思いでしたね」

 高知県高知市役所に「地域おこし協力隊」として勤務している吉田さん。吉田さんは2004年に放送された「特捜戦隊デカレンジャー」でデカブレイク役として出演していた。

 しかし2012年、俳優の命とも言える顔に「末梢(まっしょう)性顔面神経麻痺(まひ)」を発症。一時休業を余儀なくされた。

 その後、鍼灸(しんきゅう)治療で症状は改善する。この経験をきっかけに、地域医療や地域活性化への思いを強く持つことになる。

吉田さん
「病気が教えてくれたというのは大きくありますね。何ができるか、何が大切なのかというのが闘病生活の中で分かって」

 吉田さんは、自身を救ってくれた鍼灸の道へ進み、高知市内で鍼灸院を開業。妻も弁当店を経営している。

 妻はデカレンジャーにデカピンク役として出演していた菊地美香さん。高知で暮らしていくなか、より高知のことを知りたいと市が募集していた「地域おこし協力隊」に参加した。

 しかし、南海トラフ地震を懸念する若い世代を中心に転出者が続出している現状を目の当たりにする。

吉田さん
「様々な事業者さんや、まちで出会った住民さんと顔を突き合わせて、その地域の課題とか歴史を話していただいて、勉強の1年だった」

■撮影誘致、ロケ地提案に奔走

 戦隊ヒーローから“地域のヒーロー”になることを決意した吉田さん。そこで思いついたのが「デカレンジャー」だった。

 自身が出演していた「デカレンジャー」の20周年映画の製作が決まった時、吉田さんは高知への撮影の誘致を計画。映画を観た人が、高知に行ってみたいと思ってもらえるのではと考えた。

 そして、まず絶対に外せないと考えたロケ地が、朝ドラのモデルになった植物学者・牧野富太郎博士ゆかりの「牧野植物園」だ。

高知県立牧野植物園 総務課
楠瀬佐波さん
「戦隊ものというと爆破のシーンがあるのかなとか、戦うシーンがあるのかなとか、そういったところが非常に心配ではあった」

 植物園側の不安をなくすため、吉田さんは勤務時間以外でも足繁く通い提案を重ね、撮影許可を得ることができた。

楠瀬さん
「吉田さんの植物園に対する思いと、(植物園のことを)色々お調べいただいて、(撮影を)やれる方法をどうにか探ろうという熱意を非常に感じた」

■これからも「地域の人に愛されるヒーロー」

 次は、秘密基地のようなフィギュアメーカー・海洋堂。戦隊ヒーロー映画にはもってこいのロケ地だ。

 ただ、ここは企業が取り扱う版権の関係で、交渉は苦戦するかと思っていた。しかし…。

海洋堂
宮脇修一専務
「煮るなり焼くなり爆破するなり、好きに使ってもらってここは結構ですねということで、始めてもらえばいいですよね」

 宮脇専務の鶴の一声でロケが決定。こうして、映画「デカレンジャー」が完成した。

 映画には、もちろん吉田さんも出演。

吉田さん
「このプロジェクトを通して、高知県高知市が盛り上がる一体感を作り出せたっていうのは、映画づくりってロマンチックだし、エンターテインメントの底力というのを改めて感じました。今に至るのであれば、やってよかったなとほっとした部分もたくさんあるんですけど」

菊地さん
「デカレンジャーを通して、まさかの夫婦が成長させられたという。びっくりだね、ありがたい」

 地域おこし協力隊として活躍する吉田さんに、その思いを聞いた。

吉田さん
「戦隊ヒーローは弱っている人やけがをしている人を助ける、地域に目を向けると困っていることがたくさんある。そこを変えたい、支えたいという気持ちが重なった。これからも地域の人に愛されるヒーローでありたい」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年6月11日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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