『アンナ・コムネナ』のウラガワ!|歴史ものの「ウラガワ」を一緒に探ってみませんか?

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※タイムスタンプ、趣旨説明の下に文字起こし、当日使用したスライド、アンケートリンク等があります。

00:00:00 イントロダクション
00:06:18 『アンナ・コムネナ』を描くことになった経緯とは
00:17:03 どんな流れで漫画を描いているか
00:26:08 何を参考資史料としているか
00:38:22 過去の差別的な価値観をどう描くか
00:55:45 編集部は何をチェックしているか
00:58:28 トーク編の最後に一言
01:11:13 佐藤二葉さんによる『イーリアス』演奏
01:11:13 歴史家ワークショップについて
01:12:35 質疑応答

漫画、ゲーム、舞台、ドラマ、映画、小説……これらの作品の一大ジャンルとして欠かせないのが「歴史もの」です。史実とフィクションを織り交ぜて展開される物語は、これまで様々な作品を通じて、多くの人々を惹きつけてきました。

このような「歴史もの」は歴史研究と深い関係にあります。創作者はしばしば歴史研究者の研究成果を参照し、一方、歴史研究者も作品を通して自身の研究成果を広く社会に還元することができます。さらに、歴史系コンテンツを楽しむ人々のなかには、歴史に関心を持ち歴史研究の道に足を踏み入れる人もいます。歴史学と歴史系コンテンツは、お互いにどのように影響を与えあっているのか。「歴史もの」の舞台裏を、歴史家ワークショップの「ウラガワ!」シリーズで探ってみませんか?

第4回となる今回は、現在大注目の漫画『アンナ・コムネナ』を取り上げます。11世紀末から12世紀半ばまでを生きた、のちに歴史家となるビザンツ皇女アンナ・コムネナが、持ち前の知性と正義感、勇気を発揮しながら、目の前に立ちはだかる現実に取り組んでいく物語です。また、本作はX(旧Twitter)での毎日連載という形から読者層が幅広く、作者の佐藤二葉先生の精力的な発信活動と併せてますますの盛り上がりが予想されます。イベントでは、佐藤二葉先生、編集担当の岩間梓さん(星海社)、文章表現のチェックや資料提供などをされている沼大地さんをお招きして、新田さな子(京都大学)がファシリテーションを担当し、『アンナ・コムネナ』の制作背景や、歴史研究と歴史フィクションの関係に迫っていきます!

※既刊分のネタバレあり

◆ゲストプロフィール
佐藤二葉
大学では西洋古典学を専攻し、ギリシア悲劇を研究。演劇学校で舞台演出を学ぶ。舞台劇の演出・出演ほか、リュラー奏者として各地で講演、演奏を行う。2017年、「ツイ4」(星海社)にて『うたえ!エーリンナ』連載(全1巻)。2019年には小説『百島王国物語 滅びの王と魔術歌使い』(星海社)を刊行。2021年より「ツイ4」にて『アンナ・コムネナ』(星海社・既刊5巻)を連載。
岩間梓
大学卒業後、芸能プロ傘下の出版社に入社。営業を経て編集を経験。その後、レコード会社で邦楽の営業、宣伝、営業推進業務に従事。スマートフォン向けゲーム制作会社でプランナー業務に携わる。2021年より星海社に合流。マンガ『アンナ・コムネナ』、小説『百島王国物語 竜騎手の反逆』等、佐藤二葉さんの作品を担当。
沼大地
2019年、東京大学大学院人文社会系研究科修士課程修了。在学中の専門は9~10世紀のビザンツ史。著作に「10世紀ビザンツ史料におけるブルガリア王シメオン1世の位置づけ」(『クリオ』31号、2017年)。現在は民間企業に勤務しながら、個人的に史料や文献を読むことを続けている。

◆文字起こし:https://docs.google.com/document/d/1T...
◆当日使用したスライド:https://docs.google.com/presentation/...
◆未回答の事前質問回答:https://docs.google.com/document/d/1q...
◆歴史家ワークショップについて:https://historiansworkshop.org/
◆アンケートリンク:https://forms.gle/fRUSqdV5ahGC4hb8A

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