32店舗が入る大型施設「ミーナ天神」福岡市中心部の“北”エリアの起爆剤になるか

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福岡市の天神地区に28日、生まれ変わった新しい商業施設が登場します。去年8月から一時閉館し、全面リニューアルが行われた「ミーナ天神」が報道陣向けに公開されました。天神ビッグバンに基づく大規模な再開発で、天神コアやビブレ、イムズが閉館して商業ゾーンはこれまで以上に南側に集中し、ミーナ天神はちょっと離れた場所にあります。ただ、今後10年ほどの間に隣の福岡中央郵便局や地下や連絡通路でつながるイオンショッパーズ福岡も建て替えられることになりました。さらに福岡市の高島市長は、ミーナ天神の南側で終わっている天神地下街を北へ伸ばす可能性についても言及しています。


◆1~2階はユニクロが出店
「ミーナ天神」は1階から3階までの壁面がガラス張りの都会的な雰囲気に変わりましたが、そのほかは以前の建物を生かしています。屋内は全面リニューアルしてかつての「ノース天神」と完全に一体化し、総売り場面積が2万2000平方メートルを超える大型商業施設になりました。地下1階から8階まで、32店舗が出店し、九州最大規模や福岡初出店などのテナントも14店舗オープンします。

1階と2階には、ユニクロが出店。商品数・売り場面積ともに九州最大です。2020年から始めた季節の花の販売は、天神店が19店舗目。西日本で初めて導入する衣類のリメークサービスでは、天神店限定の博多織の刺繍を入れてもらうこともできます。

◆GUでは九州初の「おしゃリスタ」が提案
ユニクロの上のフロアには、姉妹ブランドのGUも九州最大規模で出店します。九州初登場のコーディネートアドバイザー「おしゃリスタ」が、パーソナルカラーや骨格などの専門知識に基づいて1人1人に合わせた提案をしてくれます。4階には、天神ロフトが移転。売り場面積は以前の半分ほどですが、ワンフロアに集約されたことで買い回りやすくなっています。眼鏡のショップ「JINS」が運営する「ONCA COFFEE」は、今月、群馬県に1号店ができたばかりの新しいブランド。毎日、違う豆を使っていれるのはドリップコーヒーの「KURO」とミルクが入った「SIRO」の2種類だけで、とてもシンプルです。


◆イベントなどが行われる「つながるひろば」
地下1階を貫く全長約115メートルのストリート沿いには、手軽に利用できる飲食店などが出店。その途中に設けられた「つながるひろば」は、地域の商品を紹介したり、イベントを開いたりするポップアップストアです。オープン第1弾として、地元九州産の食材を扱う「アンドローカルズ」が八女茶などを販売します。天神北エリアの中核施設として生まれ変わった「ミーナ天神」は、28日金曜日の午前10時にオープン。大規模再開発が続く天神地区で、北のエリアを盛り上げる起爆剤になることが期待されています。

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