へっぽこ登山　八経ヶ岳（奈良県）　日本百名山　大峰山最高峰

大峰山脈は日本百名山ですが、少しややこしいです。
一般的に大峰山とは山上ヶ岳を指します。
しかし山上ヶ岳は現在も宗教的な理由から女人禁制で門戸を開いていません。
現在大峰山の日本百名山は、大峰山脈最高峰の八経ヶ岳となります。

八経ヶ岳への道のりは長く、唯一日帰りで登山が出来る弥山登山口から登ります。
私達は大峰の山に登っていますが、百名山の八経ヶ岳には登っていませんでした。
今回ようやく八経ヶ岳に登る決心をしました。

まずは吉野と熊野を結ぶ大峯奥駈道に合流するために尾根を目指します。
歴史を感じる原生林の美しい森です。
しかし修験道の山ですので、優しい休憩ポイントというものはありません。
これが日本百名山でありながら、一般向けにしない厳しい山なのだと感じます。

ようやく尾根に出て大峯奥駈道に合流します。
ここから弥山まで2時間と書いています。
やはりかなりの距離です。
弥山には弥山小屋があり、万が一の時には宿泊も考えれます。
結果的に八経ヶ岳登山は日帰り登山も出来ますが、のんびり山小屋で一泊もいいと思いました。

弥山には天河弁財天社の奥宮があります。
この弥山は大峯奥駈道の重要な場所です。
熊野から弥山までは胎蔵界。
弥山から吉野までは金剛界。
二つの世界の出入り口となっています。

弥山に着いた時点で、疲れてしまっています。
しかし最高峰の八経ヶ岳はまだ先です。
気合いを入れて登ります。

弥山から下って、そこから登り返して八経ヶ岳山頂に到着です。
ようやく私達も近畿最高峰に立てました。
とても嬉しいです。

しかし下山のことも考えないといけません。
八経ヶ岳山頂でお昼12：00を回っています。
休憩もそこそこに下山開始です。

下山中、次々と登山客に抜かれて、もう誰もいなくなりました。
日も傾き始め不安になってきます。
しかし無理して歩くと怪我をしますので慎重に下山します。

クタクタになりながら、ようやく登山口に到着しました。
八経ヶ岳に登れて本当に良かったです。
奈良県の山は地味に感じるかもしれませんが、この雰囲気は他にないと思います。
やはり日本百名山。
全力で登りきった八経ヶ岳でした。

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