【ソ連音楽】モスクワ郊外の夜【日本語字幕】

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今回は『モスクワ郊外の夜』です。1955年に『スパルタキアードの日々に(В дни спартакиады)』という映画の劇中歌として作られたもの。スパルタキアードとは大規模なスポーツ競技大会のことです。
スパルタキアードには様々なものがあり、軍内部のもの、学生によるもの、そしてソ連全土(各共和国)の代表によるスパルタキアードも1956年から1991年まで行われていましたが、この映画はロシア=ソヴィエト社会主義連邦共和国でのものだったようです(それ以外の各共和国でも行われていたかは不明)。
その後、1957年の「青年・学生フェスティバル」でウラジミール=トローシンが歌い好評を得た事で全国で知られるようになり、ラジオ放送を通じてソ連全土でヒットしたようです。
また、日本にはフランス語版 Il temp du muguet が『すずらんの咲く頃』という邦題で到来したようです。(今でも有名だとは言っていない)

歌詞解説
※1 あなたにも知ってほしい:если б(ы) ~ は「~ならいいのに」という願望を表す表現。ただ、ここで重要なのは代名詞が Вы であること。Вы は「君たち」という二人称の複数代名詞ですが、1人の相手に対して使うと「あなた」という敬語表現になります。フランス語 vous なんかと同じです。これを踏まえた上で3番以降の歌詞を見るとおもしろいことに。
※2 聞こえたり聞こえなかったり:なぜ歌が途切れるのか、という疑問ですが、この歌のいう「夜」とは一晩ではなく連続した何日間かの夜を指しています。曲名Подмосковные вечераも複数形ですし、歌詞中に現れる「夜」は全て複数形вечераです。つまり、歌が聞こえてくる日もあれば、誰も歌わない日もあるということ。が、日本語で「夜々」とするのもなんか変だなと思って...
※3 なぜ君は:1番では Вы(あなた) でしたが、ここからは ты(君) が使われています。また、милая(愛しい、かわいらしい)が女性形であるため相手は女性です。やったぜ。
※4 うつむいたまま:私の残念な日本語力ではこの訳が全力でしたが、ここは皆様の妄想力が試されます。女の子がうつむいて、時折流し目(искоса)でこちらの顔をちらりと見ているのです。
※5 ここはまぁ解説つけなくてもよかったんですが、ここもまた皆様の妄想が捗るポイントです。心に秘めた想いを伝えるのも気恥ずかしく、かといって伝えずにはいられない。リア充爆発しろ。
※6 お嬢さん、頼むから:будь добра は直訳すると be good (woman/girl) で、「いい子でありなさい」という意味。ですがここではこの後に続く、「忘れないでくれ」ということにかかっています。つまり、「私の願い(忘れないでほしい)を聞いてくれるいい子であれ」という意味ですが、意訳してます。

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