【日立IGBT】南海12000系12001F走行音(サザン・プレミアム) / Nankai 12000 Sound

Japanese train running sound and view in the car.(OSAKA/Nankai-Railway/Series12000/HITACHI-VVVF)

南海本線特急サザン用12000系12002Fの駅発着シーン、12001Fの走行シーンです。VVVFは8000系同様の日立製IGBT2レベルタイプで、全電気ブレーキを搭載しています。

・特急サザンに、プレミアムな指定席を
なんばから和歌山方面を結ぶ南海本線には2つの特急があり、一つは和歌山市への都市間輸送を担うサザン、もう一つは関空へのアクセス輸送を担うラピートです。後者は1994年の運転開始に合わせて登場した斬新な50000系がある一方、サザンは自由席車併結の上、指定席車は1985年登場の10000系であり、サービスレベルでは見劣りする状況になっていました。そこで2011年に新型サザン用指定席車として登場したのが12000系で、南海の特急形式としては1999年の31000系以来12年ぶり、サザン用としては1992年の10000系中間増備車以来19年ぶりの新造車両となります。前述のように特急サザンは自由席車を連結している為、「特急券」ではなく「座席指定券」となり、区間に関わらず一乗車520円で、旅客にとってこの金額は速達性ではなく快適性に対する対価であり、12000系に求められるのは「プレミアム」な設備が求められました。12000系の車両メーカーは東急車輛で、座席にはフットレストと全席電源コンセントを備え、客室にはプラズマクラスター発生器も設置しており、登場した時代の割にサービスレベルは高くなっています。これでサザンのサービスレベルが底上げになるかと思いきや、12000系が投入されたのは4連2本のみで一部列車を置き換えるに留まりました。同系は極力フル稼働していますが、10000系とのサービス格差が気になる中で今後「プレミアム」なサービスが標準になるか注目されます。

22-2.南海電鉄(特急形式) / Nankai LTD-Exp.
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