甲子園準優勝の関東一高が凱旋　商店街では特別プレゼントも／Koshien runners-up, triumphant return of Kanto Ichiko .

夏の甲子園で準優勝に輝いた東東京代表の関東一高が母校に凱旋（がいせん）し、報告会で応援への感謝を述べました。地元商店街では準優勝をたたえて、特産品を配るお店もあるようです。

夏の甲子園・決勝で延長タイブレークの末に惜しくも破れ、準優勝となった東東京代表の関東一高ナインは試合翌日の8月24日、地元の東京・江戸川区に帰ってきました。母校で行われた報告会では在校生や保護者らが拍手で出迎え、江戸川区の斉藤区長らが花束を贈呈しました。報告会で、高橋徹平キャプテンは「目標の優勝はできなかったが、準優勝として胸を張って報告することができた。ここまで来られたのも皆さんの応援のおかげ。今まで感じたことのないような応援でした」と感謝の思いを伝えました。また、改めて今大会を振り返り「最高の仲間たちとできたこと。そこは本当に恵まれていたなと思う」、そして今、一番したいことについては「親に感謝の気持ちを伝えたい」と語りました。

関東一高の地元にある新小岩ルミエール商店街では至る所にポスターが貼られ、準優勝をたたえていました。地元の人からは「いい試合でした。感激して今後も関東一高を応援したくなった」「お疲れさまでした。感動をありがとうございます。新小岩の誇りです」などといった声も聞かれました。商店街にある靴店「つるや履物店」では購入した人に、準優勝を記念して江戸川区産の小松菜が練り込まれたうどんをプレゼントしていました。靴店の遠藤店長は「（お客さんは）うれしいと喜んでくださっている。関東一高の朗報と江戸川の小松菜珍しいということで喜んでくれている」と話しました。また、関東一高の準優勝で店には思わぬ経済効果もあったようで「客数が2倍から3倍ぐらい来てくれている。遠くから新小岩に来て衝動買いで買ってくれる人もいて、すごく驚いている」と話していました。