「隠密剣士」第二部 忍法甲賀衆より 第七話「忍法 くノ一」(一部字幕付き)

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《ストーリー》
秋草新太郎と周作少年が 甲武信ヶ岳を目指して甲州街道を行く その道中 駕籠で拉致された旅の娘を助けた 名は千影 父の手紙で栗原の実家に戻る途中だと言う 栗原は現在の山梨市内にあったっ宿場である 実家は代々甲州金山の採掘していると聞いて 秋草は千影の身を案じ 千影に同行することにした

しかし 実家に戻っても父親の姿はなかった 周作の父親と同様に隠し金山に連行されたに違いないと 泣き崩れる千影 しかしこれが甲賀竜四郎の配下 蜘蛛の幻蔵と千影の仕組んだ罠だった 秋草が千影に連れて行かれたのは甲賀忍者のからくり屋敷であり 甲賀十三人衆の一人 陽炎お妖が千影の正体だった

「私にも、生きていればちょうど周作さんぐらいの弟がいたわ いつも私を笑わせて・・・」とまだ女忍者 お妖であることが露見する前に 千影が周作に漏らした それは嘘偽りではなく 崖から落ちて死んでしまった愛しい弟は 周作と瓜ふたつだったのだ(※1)

「隠密を殺せと 竜四郎さまのお言いつけ でも子供まで一緒とは言わぬ!」 とお妖が蜘蛛の幻蔵に食い下がる 「そこをどけっ」と幻蔵 「いやどかぬ!子供は逃がしてやる!」と周作をかばうお妖 すかさず「許せ!」と背後から幻蔵が斬りつけた 直後 地下蔵の火薬の導火線に火が走る そして意識もうろうとしながらも からくりの戸を開けて 密室に閉じ込められた秋草と周作を助け出したのは 誰あろう お妖だった(※2)

00:00 Start
09:38 千影と周作(※1)
12:10 千影と弟
18:10 お妖と幻蔵(※2)


《ゲスト プロフィール》

・ 上月 左知子(千影 / 陽炎お妖)
  1930年兵庫県生まれ(2018年没 87歳)
  宝塚歌劇団出身の女優(長女も宝塚歌劇団:嘉月絵理)
 
・ 天津 敏(手代の吾六 / 蜘蛛の幻蔵)
  1921年 宮城県生まれ(1979年没 58歳)
  「隠密剣士」では第一部から第十部まで全話 敵役として出演


《用語解説》

【くノ一】
女の忍者 といっても黒装束に身を固め 実際に闇夜に敵の陣営に忍び込んだり 刀や手裏剣を使ったということはなかったようだ・・・ 『萬川集海』には、敵の用心が厳しくて忍び込むことが難しいときは 方便を使ってまず女を敵側に入れ そのあとでその女が手引きして男の忍者を侵入させる手口が記されている 女中になりすますなど敵側に入る手段はまさに方便である

さらに「およそ人の溺れ易きは色と欲なり 中にも大身なるものは 欲より色に溺れ易きものなれば このくノ一の術は陽術の中のよき謀計なり」とある 陽術とは自分の姿を現して敵側へ入ることだ それに対して陰術とは 人の目を盗み 姿を隠して忍び込むことをいう 大将など特に位の高い者は女性に弱い だからくノ一は陽術の中でも効果的な謀だという

【水蜘蛛】
下駄を履くように両足につける木製円形の道具 『萬川集海』には、製法と絵図が載っている 外形約66センチの板を内径が約36センチになるように 丸くくり抜く それを四等分に切った上でそれぞれを金具で繋ぎ合わせて円盤とする くり抜いた部分には縦約24センチ 横約14センチの長方形をした牛革を 四方を紐で結んで円盤に取り付け完成だ 二枚の水蜘蛛の牛革の部分に片方ずつ足を乗せて 川や池などの水上を歩くことは不可能であるという点では研究者の見方がほぼ一致している 

敵の侵入を防ぐため 周囲を沼堀にしてい城があった そのような泳ぐことが難しい沼の上を歩いていくための補助具だという説がある 両足につけるのではなく 牛革の部分にまたがって 両足を水中に入れ 手漕ぎボートのように用いたという説もある
水蜘蛛は実際に使われた道具ではなく 単なるアイデアに過ぎないという指摘もある 『萬川集海』が使用法に触れていないこともあり 文献によってこれほど説明が異なる忍具は珍しい

(以上 徳永文一著「隠密剣士、いまここに甦る」より引用)

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