【朗読】「市井小説 短編 エピソード２」貧しい人から金銭を要求しない医師。患者との葛藤を描いたヒューマンストーリー！【時代小説・歴史小説／山本周五郎】

💬養成所に入所していた六助という老人が亡くなり、身寄りを探すために医師・登が定宿に行くと、
そこには六助の孫だという子供たちが押しかけてきた。
母親が奉行所に捕まってしまったため、六助に子供を預かって欲しいと言うことだった。
登は新出と奉行所に行き、診療と称して六助の娘・おくにと話をすることに―。

江戸時代中期の小石川養生所を舞台に、長崎で修行した医師・👦🏻保本登（やすもと のぼる）と、
実在した江戸の町医者・小川笙船をモデルとする👦🏻新出去定（にいで きょじょう）を主人公として、
患者との葛藤を描いたヒューマンストーリー。

【主な登場人物】
新出去定 －－－－ 主人公。小石川養生所の医長。通称「赤ひげ」。三船敏郎。
保本登 －－－－－ 養生所の医師。
六助 －－－－－－ 病人。蒔絵（まきえ）師。おくにの父親。
おくに －－－－－ 六助の娘。富三郎の妻。
富三郎 －－－－－ おくにの夫。指物職。怠け者。
とも －－－－－－ 富三郎の長女。
助三 －－－－－－ 富三郎の長男。
おとみ －－－－－ 富三郎の二女。
又次 －－－－－－ 富三郎の二男。
竹造 －－－－－－ 養生所の小者。
藤助 －－－－－－ 家主。
金兵衛 －－－－－ 木賃宿「柏屋」の主人。
松蔵 －－－－－－ 貸家の差配（管理人）。
島田越後守 －－－ 北町奉行。
岡野 －－－－－－ 同心。

お雪 －－－－－－ 養生所の賄所で働く。
津川玄三 －－－－ 養生所の医師。
森半太夫 －－－－ 養生所の見習医師。
井田五庵 －－－－ 養生所の医師。町医。
井田玄丹 －－－－ 養生所の医師。五庵の子。
吉岡意哲 －－－－ 養生所の医師。
橋本玄録 －－－－ 養生所の医師。
小川氏 －－－－－ 養生所の肝入（所長）。
五平 －－－－－－ 養生所の園夫。
吉太郎 －－－－－ 養生所の園夫。
次作 －－－－－－ 養生所の園夫。
久助 －－－－－－ 養生所の園夫。
富五郎 －－－－－ 養生所の園夫。

📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:30『しおり１』
00:12:01『しおり２』
00:22:53『しおり３』
00:33:12『しおり４』
00:45:33『しおり５』
00:55:16『しおり６』
01:06:24『しおり７』
01:18:44『しおり８』
01:31:13『エンディング』

👦🏻山本周五郎（やまもと しゅうごろう, 1903年 - 1967年）
山梨県生れ。横浜市の西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。
1926年『須磨寺附近』が「文藝春秋」に掲載され、文壇出世作となった。
『日本婦道記』が1943年上期の直木賞に推されたが、受賞を固辞。
以後、亡くなる直前まで途切れなく傑作を発表し続けた。
人間に対する深い愛と洞察力で多くの読者の支持を得た。
中でも『青べか物語』は著者畢生の名作として名高い。

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