(13分46秒)高尿酸血症・痛風の治療

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研修医対象:高尿酸血症・痛風の治療.ヒトにおいてプリン代謝の最終産物である尿酸は, 食塩, 脂質, 糖質の摂取が困難な時代において生命維持のために大切な働きをしていました. ところが, それらの過剰摂取が問題となっている現代においては, 厄介な存在になっています. 尿酸は血中では抗酸化作用を持ち, 神経や血管等を守りますが, 細胞内に取り込まれると炎症誘導性に働くことで有害な物となります. そのためには, 血清尿酸値を血液に溶けきる量にコントロールする事が大切となります. ヒトの正常体温を37℃としましても, 7.0mg/dLを超えると尿酸結晶は溶解しなくなり, 血清尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と呼びます. 7.0mg/dLを超えた期間が増えれば増えるほど尿酸結晶が体内に蓄積され尿酸プールが増えていきます. 体の末梢ほど体温が低く, 耳や手や足の温度は28℃と言われており, 尿酸が結晶になりやすく痛風結節ができやすい場所となります. 尿酸プールが増えれば, 痛風結節がある部分やその近くの負担の多い関節(母趾MTP関節など)に痛風発作を起こしやすくなっていきます. 尿酸プールを減らす目的で血清尿酸値が治療により6.0mg/dL以下になる事を目指します. 高尿酸血症の治療は, 9.0mg/dL>血清尿酸値> 7.0mg/dLの場合で他に何もなければ, 生活指導(アルコールの摂取制限を含めた食事指導)
のみとなります. ところが①痛風関節炎(痛風発作)または痛風結節がある場合や ②血清尿酸値≧9.0mg/dL の場合③血清尿酸値≧8.0mg/dLで合併症(腎障害, 尿路結石, 高血圧, 虚血性心疾患, 糖尿病, メタボリックシンドロームなど)がある場合は, 薬物治療が必要となります. 最近では新薬の登場で治療がし易くなって来ておりますので血清尿酸値を測定しながら上手く尿酸値をコントロールしてあげてください.

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