家庭と向き合うパパに 「産後パパ育休制度」がスタート 分割して休み取得が可能に 取得への課題も(2022/10/5)

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10月から男性の「育児休暇制度」が変わりました。育児休暇を取りやすくする国の取り組みです。どのように変わったのでしょうか?


生後7か月の桐歩(きほ)ちゃん。ミルクをあげるのはパパの鳥山一貴さん。

(鳥山一貴さん)
「ゲップさせなきゃいけないので。さするか軽く背中をたたいてあげる」

おむつを替えるのも、パパの担当です。

(鳥山一貴さん)
「一日2人合わせて10回くらいは替えるので」

愛知県安城市の鳥山一貴(とりやまかずき)さん(30)。

大手自動車部品メーカー「アイシン」の社員ですが、現在は育児休業中です。その期間は1年間…。

(鳥山一貴さん)
「子どもとの時間が圧倒的に増えて良かった。上の子の時は取ってなかったんですけど、会社から帰ってくると既に寝てしまっていたりとか…」

(妻の桃世さん)
「自分の眠い時とか、体がしんどい時に『遊んで』と泣き叫ばれると、ちょっと疲れたな、寝たいなと…。今は両方いるので、ちょっとだけ面倒みてもらって離れたりできる」

鳥山さんが育休取得を決めたのは、桐歩ちゃんが生まれる3か月前。「家族と多くの時間を過ごしたい」という思いを後押ししてくれたのは。

(鳥山一貴さん)
「上司が『1つの権利として、どんどん取ってください』と。すごく理解があって非常に助かった」

会社の人事部にも聞いてみると。

(アイシン 人事部 横井巧グループ長)
「旦那さんが育児に参画することで、夫婦間の関係性も良くなって。いい気持ちで会社に来てもらって、結果につながって。本人の活力向上につながればと思っている」

男性の育休取得率は昨年度は過去最高の13・97パーセントを記録。アイシンは17.9パーセントでした。

しかし国は2025年までに30パーセントの取得率を目標に掲げています。また、昨年度に育休を取得した男性の半数以上が2週間未満。

鳥山さんのように「1年間」取る人は極めて稀。そんな中で国の育休制度に変化が…

10月1日から、これまでの育休制度とは別に「産後パパ育休制度」が設けられました。

父親が子どもが生後8週間までに分割して2回まで、合わせて4週間の育児休業を取得できるようになったのです。

これまでの育休制度では分割して休みを取得することはできませんでしたが、子どもが1歳になるまで最大4回に分けて取得できるようにもなったのです。

「出産して、すぐの大変な時期」や「妻の職場復帰のタイミング」などを見ながら柔軟な取得が可能になります。これまでの育休制度を利用している鳥山さんはこの新制度については?

(鳥山一貴さん)
「私みたいに1年間どんと取る人もいれば。ちょこちょこ会社に戻らなければならない人もいるので。選択肢が少しでも増えるっていうのは非常にいいことだと思う」

では、名古屋市内の子育て世代にも聞きました。

(1歳の子の母親 30代会社員)
「すごくいいと思う。もし第2子を考えるとなると、取りたいなという話も家庭内でありました」

(1歳の子の父親 30代会社員)
「パパとして子どもはしっかり育てたいので、いいと思う。お母さん一人では大変だと思うので」


その一方で…。

(1歳の子の母親 30代看護師)
「取れるものじゃない雰囲気が出てるから…。強制にならない限り難しい」

(1歳と3歳の子の母親 30代専業主婦)
「(夫の)仕事が忙しくて育休なんか取得している暇がない。制度ができることはいいと思うけど、実際無理な物は無理なので…」

「制度はあっても男性が育休を取りにくい雰囲気」が会社にあれば、絵に描いた餅になってしまいます。そこで、労働法の専門家に聞きました。

(さくら国際法律事務所 板倉由実弁護士)
「日本は制度としては整っている。(Q:なぜ取得率が上がらない?)無言の圧力があるんでしょうね。出世に響くかもしれないとか…、会社としては使いづらいということで降格になったり、有期だと更新しないとか結構ありますから」

厚労省の調査では、育休を取得しない男性の理由として「職場が育休を取得しづらい雰囲気だった」が約22パーセントに上っています。

板倉弁護士は今後も新制度が一人歩きしないために「企業側の意識改革」が必要だと強調します。


パパが育休を取って7か月になる鳥山ファミリー。妻の桃世さんがこんなエピソードを…。

(妻の桃世さん)
「上の子は私じゃなきゃ寝ない、私じゃなきゃダメだったのが。下の子はパパじゃなきゃダメみたいな、パパっ子に。悲しいし悔しいけど、一緒に過ごしてきた時間と、お世話してくれている証拠なので、すごくうれしいです」

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