【特集】日本初のブラジル人弁護士 言葉の壁に苦しむ外国人労働者を支えたい (2022年12月21日)

Описание к видео 【特集】日本初のブラジル人弁護士 言葉の壁に苦しむ外国人労働者を支えたい (2022年12月21日)

愛知県ではブラジル人として初めて日本の司法試験に合格した弁護士が活躍しています。日本とブラジル、両国の架け橋になりたいと話す、日系ブラジル人弁護士の思いにせまります。

■出稼ぎの母と親子2人で日本へ 「支えられる人になりたい」弁護士を志す

照屋レナンエイジさん、30歳。ブラジル・サンパウロ出身の日系ブラジル人で4年前、ブラジル人初の日本の弁護士となりました。

「交通事故、離婚、外国人のビザの問題もございます」(照屋さん)

相談者のおよそ9割はブラジル人です。ブラジルの母国語、ポルトガル語に対応できる弁護士事務所が日本にはそれほど多くないとあって、常時60から80件ほどの案件を抱えていて、忙しい毎日を送っています。

照屋さんが来日したのは8歳の時。出稼ぎに来た母親と一緒に日本にやってきました。中学までの成績は下の方だったという照屋さん、なぜ弁護士を志したのか。

「女手1つでがんばっている母のために何ができるかと考えた時に、支えられる人になろうと」(照屋さん)

生まれた時から父親がいなかった照屋さんは女手1つで育てられました。ほぼ休みなしで朝早くから夜遅くまで工場で働く母親の姿をそばで見てきて、いつかは自分が支えたいと思ったのです。

■大学に進学して司法試験も一発合格 外国人労働者の苦労を目の当たりに

1日10時間の猛勉強、周りのサポートもあり、名古屋大学法学部に進学し、司法試験も見事、一発合格。弁護士への道をスタートさせました。しかし弁護士になったのは母への思いだけではありません。

「弁護士になれば母のような外国人労働者を助けられると思って」(照屋さん)

弁護士になって4年、照屋さんは日本社会における同胞たちの苦労を目の当たりにしてきました。

ある事案では、ブラジル人労働者が勤めている会社で突然、契約書の記入を促され、そこにサインをすると実はそれが「自主退社」のサインだったということも。契約書はポルトガル語ではなく、日本語で書かれ会社側からきちんとした説明もなかったのです。

「国籍関係なく、みんな頑張って日々を生活している。なのに言葉がわからないということをこれ幸いに、サインさせちゃおうと、だまし討ちみたいなことがあったので、それを知って本当に悲しいなという気持ちになりました」(照屋さん)

リーマンショックや新型コロナ感染拡大の際には、真っ先にクビを切られるのが外国人労働者だと言います。

「弱い立場にあるのは事実。最初に選ばれやすい」(照屋さん)

■不利益を被る外国人を減らし尊重しあう社会に 休日も外国人向けに講演

日本で働く外国人はおよそ172万人で、そのうちブラジル人は13万人。愛知県の自動車産業をはじめ、今や外国人労働者は日本産業の屋台骨を支える重要な存在となっています。

だからこそ、照屋さんは外国人労働者も、日本人労働者と同じように権利を守られるべきだと言葉に力を込めます。

「家を出て、事務所までの短い間でも外国人の労働力によって支えられていることだらけ。そういった意味でもその人たちが、健康にリスクなく、きちんと暮らしていける環境は必要不可欠だと思う」(照屋さん)

言葉の壁を利用され、不利益を被る外国人を少しでも減らしたい。そのために自分の力を生かしたいと言います。

「ポルトガル語、スペイン語であれば照屋に、この弁護士に相談できるぞ、ということを知ってもらうだけで違う」(照屋さん)

照屋さんはそのために休日にはブラジル人が集まるコミュニティーで講演を行うなど、距離も時間も問わず全国各地に活動の場を広げています。日本とブラジル、それぞれにルーツを持つ照屋さんの思いとはー。

「恩返しがしたい。周りの大人、友達に本当に支えられて恵まれてきた。多分化共生社会が進んでいるが、お互いがお互いを尊重し合って生活できるような社会であってほしいと思う」(照屋さん)

▼チャンネル登録はコチラ↓↓応援お願いします!
   / @aichi-news  

▼愛知のニュースHP
https://news.tv-aichi.co.jp/

▼ニュース公式SNS
 ◇Twitter(情報提供はこちら)
    / news_tva  

 ◇TikTok
    / tva_news  

【主な報道番組】
▼5時スタ 月~金 17:00~17:25
今、気になるニュースを「暮らし」に密着した視点で伝えます。
https://tv-aichi.co.jp/5sta/

▼TXNニュース 土日 17:20~17:30
日本や世界の最新ニュースをコンパクトにお伝えします。

▼映像提供はこちら
https://tv-aichi.co.jp/newspost/

Комментарии

Информация по комментариям в разработке