⛰️クライミング技術雑考【前編】実測してみた!

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【目次】
0:00 始めに
3:50 テスト1「カラビナ」計測位置(上)
6:03 テスト2「リボルバー」計測位置(上)
7:02 テスト3「マイクロトラクション」計測位置(上)
8:10 テスト4「ノーマルフリクションモード」計測位置(下)
10:08 テスト5「ハイフリクションモード」計測位置(下)
10:28 テスト6「少し離した位置から」計測位置(下)
11:49 テスト7「プーリー効果」計測位置(上-1)
12:38 テスト8「プーリー効果」計測位置(上-2)
13:59 テスト9「プーリー効果」計測位置(下-1)
14:41 テスト10「プーリー効果」計測位置(下-2)
15:12 テスト11「1/3レイジング」ビナ+フリクションノット
20:41 テスト12「1/3レイジング」ルベルソガイドモード
24:10 テスト13「1/3レイジング」ガルダーヒッチ
24:45 テスト14「1/3レイジング」マイクロトラクション
26:06 テスト15「ADT」アメリカンデストライアングル 計測角度60度

【検証結果】
●『テスト1、テスト2、テスト3』
摩擦の検証(数値が大きいほど摩擦が少ない)
「実測値」
 テスト1(10.28㎏)
 テスト2(11.39㎏)
 テスト3(17.5㎏)
「比率」
 テスト1(100とする)と比較
 テスト2(110.8%)
 テスト3(170.2%)
「作業効率(重り≒20.60㎏)」
 テスト1(49.9%)減衰率(50.1%)
 テスト2(55.3%)減衰率(44.7%)
 テスト3(85.0%)減衰率(15.0%)

テスト1についてロープ径10mmと8mmの比較。
 実測→10mm(8.17㎏)、8mm(10.28㎏)
 比率→10mm(100)、8mm(125.8%)

(捕捉)リボルバーの数値がいまいちだった事や、特にマイトラはカタログ値91%ですが今回の検証で85%でしたがこれはメーカーの検証方法と違うことや使用状態の違いになると思います。
ロープ径の違いはロープが細いほど抵抗が低くなっています(ロープ表面の状態でも変化すると思いますが今回は検証していません)今回の10mmロープはかなり使用感があり太くなっていました。なので8mmロープとの対極的なデータが出たと思います。

●『テスト4、テスト5』
ビレイ器の抵抗比較
「実測値」
 テスト4(1.48㎏)
 テスト5(1.09㎏)
「比率」
 テスト4(100とする)
 テスト5(73.6%)
「テスト1との比率」
 テスト4(14.4%)
 テスト5(10.6%)

(捕捉)ハイフリクションモードはノーマルフリクションモードより抵抗を25%以上UPさせる事が出来ると言い換えられます。
ビレイ器(ハイフリモード)は重量を≒1/10にしてくれています(テスト1比較)

●『テスト6』
テスト1との比較(角度≒30°)
「実測値」
 テスト6(10.99㎏)
「比率」
 テスト1(100とする)
 テスト6(93.5%)

●『テスト7、テスト8、テスト9、テスト10』
プーリー効果の検証
「実測値」
 テスト7(31.57㎏)
 テスト8(エラー 50㎏以上)
 テスト9(10.11㎏)
 テスト10(20.48㎏)

(捕捉)
○テスト7は重り重量とテスト1の合算になった状態という推測ができます。
○テスト8はテスト7から重り2個分の重量(≒40㎏)へ変化する動的検証です。最終的には≒40㎏に落ち着きますが、引き上げる際にビナの抵抗分+(a)㎏かかるのでスムーズに≒40㎏にはならず山なりな放物線状グラフとなると推測します。今回の検証では数値は測れませんでしたが、≒30㎏~≒40㎏間では状態によって、数値は変化する状態にあるということになります。
例えば宙吊りのクライマーを支えているビレイヤーの状態が、「ただ立っているだけ(テスト7の状態)」か、「ハーネスに体重を預けるように腰を落としている」か、はたまた「ビレイヤーも空中にいて地面に足がついていない状態(テスト10の状態)」によって変わるということです。そして+(a)㎏は静荷重~衝撃荷重で大きく変わります。(計算式は文章化できないので割愛)
○テスト9はプーリー効果が働かないので実質テスト1と同じ状態であるといえます。
○テスト10もテスト9と同じくプーリー効果は関係なくなるので単純に自重がかかるだけです。

●『テスト11、テスト12、テスト13、テスト14』
レイジングシステムの実証
「実測値」(1/3理論値≒6.87㎏)
 テスト11(10.81㎏) +3.94㎏
 テスト12(10.00㎏) +3.13㎏
 テスト13(10.08㎏) +3.21㎏
 テスト14(6.14㎏) -0.73㎏
「作業効率(重り≒20.6㎏)」(理論値≒33.3%)
 テスト11(52.5%) +19.2%
 テスト12(48.5%) +15.2%
 テスト13(48.9%) +15.6%
 テスト14(29.8%) -3.5%

(捕捉)テスト8の要素も少し含む検証。
○テスト11~13はほぼ同列な結果。テスト11よりテスト12のほうが良い結果となったのは今回の全検証中でも意外な成果でしたが、これはカラビナの大きさや構造による抵抗の違いによるものなのかな?と推測しています。ただ、この結果を参考にアタッシュ等を常にビレイでも使用するとカラビナの磨耗は早くなります。
○テスト14は理論値より良い結果が出たので、ロールンロックも測って比較すれば良かったと後で後悔しました。プーリーを使うとカラビナよる作業効率が格段に上がることが実証出来ました。
動画でタイブロックを使用した箇所のカラビナもプーリーにすることで更に理論値に近い数値が出ると思いますが、そうなるとやはり今回のマイトラの検証結果はおかしかったとしか…(数回テスト繰り返せば良かった…)


※今回の検証はあくまで個人測定による実測値です。ロープや計りがホールドに擦れたりして完全な比較になっていない場合もあります。
クライマーを想定して✕3倍した場合にも、様々な要素が関係して正しく3倍にした数値にはならない可能性があるので、今回のはあくまで実測値として紹介しております。


【訂正、捕捉】
●テスト13辺りから左上の番号と一つズレが生じています。上記の目次が正しいものになります。
●最後、保存領域の関係でシャントの動画が途中で切れていました。確認不足でご迷惑おかけしました。
内容としては「2本のロープの太さが大きく違うものを使用した状態(など)では、片効きとなりロックされずに滑る場合があり危険です」というものでした。

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