【ITパスポート】 #26 システム企画 (ストラテジ分野)

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この動画では、システム企画について解説します。

▼目次
0:00 自己紹介
0:12 システム企画
0:38 SLCP
1:43 共通フレーム
2:35 SLCPの5つのプロセス
3:33 企画プロセス
4:38 要件定義プロセス
5:27 調達
6:18 RFI
7:11 RFP
8:11 試験ではこう出る!(まとめ)
8:43 令和5年春期 問32

▼内容
今回の動画では、「システム企画」について解説するよ。
事業を行ううえでシステム化が必要になったとき、最初に行うのがシステム企画だ。
システム企画では、どのようなシステムが必要なのかを考え、経営上の課題やニーズを把握して、システム化する範囲を明確にする。
まずは、全体像を把握するために、ソフトウェアの一生ともいえる「SLCP」を紹介しよう。

SLCP
SLCPとは、ソフトウェアの企画、要件定義、開発、運用、保守までの一連の活動。
SLCPは、「Software Life Cycle Process」の頭文字。
ライフサイクルとは、「生まれてから消えるまで」を表す。
つまり、SLCPは、ソフトウェアが生まれてから廃棄されるまでの流れのことなんだ。
ちなみに、システムライフサイクルプロセスという言葉もある。
システムライフサイクルは、システムが生まれてから廃棄されるまでの一連の活動。
ソフトウェアライフサイクルプロセス も システムライフサイクルプロセス も、ISO / IEC で標準化されている国際規格だ。
ただし、システムはソフトウェアを含んだ概念だから、この2つの規格には重なる部分が多い。
  
そこで、ソフトウェアライフサイクルプロセス と システムライフサイクルプロセス をまとめて、日本独自のアレンジを加えたガイドラインが「共通フレーム」だ。

共通フレーム
共通フレームとは、ソフトウェアを中心としたシステム開発とその取引を適正化するために、ベースとなる作業項目を定義したガイドライン。
共通フレームでは、SLCPの各工程で行う作業内容と、システム開発に関係する用語の意味を定めている。
システム開発には、そのシステムを使う会社の経営者、情報システムの担当者、実際に利用するユーザーと、システムを開発するベンダーが関わることになる。
共通フレームでは、関係者の間で誤解やトラブルが起きないように、用語の意味などを定義することで、同じ言語で話ができるようにしているんだ。
ここで、SLCPの5つのプロセスを確認しておこう。

SLCPの5つのプロセス
SLCPは、企画、要件定義、開発、運用、保守の5つのプロセスに分類される。
企画プロセスは、計画を立てるプロセス。
要件定義プロセスは、必要な機能や性能を決めるプロセス。
開発プロセスは、実際にシステムやソフトウェアを作るプロセス。
運用プロセスは、システムやソフトウェアを稼働させるプロセス。
保守プロセスは、不具合の修正やアップデートをするプロセス。
企画プロセスと要件定義プロセスは、経営層が関わるプロセスだから、試験では「ストラテジ系」の分野に含まれる。
開発・運用・保守のプロセスは、「マネジメント系」の分野で出題されるんだ。

そこで、この動画では「企画プロセス」と「要件定義プロセス」について、もう少し詳しく解説しよう。

企画プロセス
企画プロセスとは、経営の目標を達成するために、システムに必要な要件を集め、計画を立てるプロセス。
企画プロセスには、「システム化構想」と「システム化計画」の2つのプロセスがある。
システム化構想とは、経営課題を解決するための新たな業務とシステムの構想。
システム化構想の立案プロセスでは、経営上のニーズや課題を確認して、事業環境や業務環境を調査、分析する。情報を集めて、システムの構想を練るプロセスだ。
システム化計画とは、システム化構想を実現するための計画。
システム化計画の立案プロセスでは、システム化構想で集めた情報を分析して、システム化する機能を明らかにし、開発スケジュールの作成、費用対効果の予測などを行う。
企画プロセスが終わったら、次に行うのが「要件定義プロセス」だ。

要件定義プロセス
要件定義プロセスとは、ユーザーが業務を行うのに必要な要件を明確にし、システム化する範囲や機能を決めるプロセス。
先ほど解説した「企画プロセス」は、経営上のニーズから、システムの企画をするプロセスだ。
一方、要件定義プロセスは、実際にシステムを使うユーザーのニーズを明らかにして、どのようなシステムを構築するのかを決める。
要件定義プロセスでは、ユーザーが行っている業務や、ユーザーがシステムに求める機能や性能についてヒアリングして、明確にするプロセスだ。

ところで、システムの開発は、外部の業者に依頼することも多い。
そこで、情報システムの調達について確認しておこう。

調達
調達とは、必要な物やサービスを、費用を支払って手に入れること。
試験では、情報システムの調達がよく出題される。
情報システムの調達とは、ベンダーを選定して、費用を支払い、システムを開発してもらうこと。
ベンダーとは、システム開発を請け負う業者だ。
調達には、求めているシステムを開発できるベンダーを探して、具体的な提案をしてもらい、実際に開発を依頼するベンダーを選んで、契約するまでが含まれる。
調達を行う際には、企業とベンダーとの間で、書類のやり取りが行われる。
試験でよく出題される「RFI」と「RFP」はぜひ覚えておいてほしい。

RFI
RFIとは、ベンダーに対して、実績や技術、経験などの情報を送るように要求する文書。
RFIは「Request For Information」の頭文字で、情報提供依頼書ともいう。
RFIの目的は、大きく分けると2つある。
1つは、ベンダーがどのような会社なのかを知ること。
そのベンダーの技術力や信用度を見て、取り引きができる会社か判断することができる。
もう1つの目的は、業界の最新情報を知ること。
通常、システム開発を発注する会社より、ベンダー企業のほうが詳しい知識や新しい情報を持っている。
ベンダーから情報を得ることで、求めているシステムが実現できるのか可能性を探ることもできるんだ。

RFP
RFPとは、発注候補のベンダーに対して、具体的な提案書の提出を依頼する文書。
RFPは「Request For Proposal」の頭文字で、提案依頼書ともいう。
RFPに盛り込む内容は、大きく2つある。
1つは、どのようなシステムが必要なのかということ。
システムを開発する目的や必要な機能などを示す。
もう1つは、提案してほしい内容。
システム設計や機器構成、受注条件など、提案書に入れてほしい内容を記載する。
これに対して、ベンダーは、RFPの内容に添った提案書を返送するんだ。

試験では、RFIとRFPはセットで出題されることがほとんどだ。
どちらも発注元の企業がベンダーに対して依頼をする文書だけど、しっかり区別できるようにしておこう。

試験ではこう出る!
・SLCPとは、ソフトウェアの企画、要件定義、開発、運用、保守までの一連の活動。
・RFIとは、ベンダーに対して、実績や技術、経験などの情報を送るように要求する文書。情報提供依頼書ともいう。
・RFPとは、発注候補のベンダーに対して、具体的な提案書の提出を依頼する文書。提案依頼書ともいう。  

過去問題
新システムの導入を予定している企業や官公庁などが作成する RFP の説明として、最も適切なものはどれか。

ア.ベンダー企業から情報収集を行い、システムの技術的な課題や実現性を把握するもの
イ.ベンダー企業と発注者で新システムに求められる性能要件などを定義するもの
ウ.ベンダー企業と発注者との間でサービス品質のレベルに関する合意事項を列挙したものエ.ベンダー企業にシステムの導入目的や機能概要などを示し、提案書の提出を求めるもの

正解は、エ。
RFPとは、発注候補のベンダーに対して、具体的な提案書の提出を依頼する文書だったね。
「提案書の提出を求める」という記述から、エが正解だとわかる。

アは、RFIの説明。
「情報収集」というキーワードから、情報提供を依頼する「RFI」の説明であることがわかる。
イは、システム要件定義書の説明。
ベンダーが発注者から聞き取りを行って、システムの要件定義を行った内容をまとめた文書だ。
ウは、SLAの説明。
SLAは、「Service Level Agreement」の頭文字で、サービスレベル合意書ともいう。

以上が「システム企画」の解説だよ。お疲れ様でした!

▼著者紹介 
・高橋 京介
・米サンノゼ州立大学卒業
・元メルカリiOSエンジニア
・Udemy:https://link.it-pass.jp/udemy
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・著書
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